南側からみたミドルトン・イン・ティーズデール

(カウンティ・ダラム)

 

 

 

【地図の確認:ミドルトン・イン・ティーズデール】

 

 

 

 

ノーサンバーランドのすぐ南に、

 

カウンティ・ダラム

 

・・・があります。

 

 

County Durham

 

 

そしてこの中にある、

 

ミドルトン・イン・ティーズデール

 

・・・という町。

 

 

 

 

この町にいた

マーク・アンダーソンが、

 

イワン・マッコールに伝えた

旋律がこちらでした。

 

 

Ewan MacColl『Scarborough Fair』(1957年)

 

 

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カウンティ・ダラムの

中心都市であるダラム市には、

 

世界遺産でもある、

ダラム城や、

ダラム大聖堂があります。

 

 

ダラム城Durham Castle

 

 

ここは現在、

ダラム大学の学生寮として

使われているそうです。

 

こんな学生寮。

 

ちょっと、羨ましい目がハート

 

 

そしてここの学生たちは。

 

入学式と卒業式は、

ダラム大聖堂で行うのだとか驚き

 

 

世界遺産に住めて、

世界遺産で式を行えるなんて。

 

素敵ですキラキラ

 

 

 

ダラム大聖堂Durham Cathedral

 

 

この大聖堂には、

リンディスファーンの聖人である

聖カスバートの聖遺物が

納められているそうなのですが。

 

ウィキに、この大聖堂にまつわる

面白い伝説が載っていましたにっこり

 

 

この地に伝わる伝説によると、

 

このときの僧たちの放浪の際、

茶褐色 (dun) の牝牛をさがしていた

乳絞りの2人の少女に出会った。

 

少女たちを先頭にして歩いていると、

ウェア川が蛇行しているため

 

そこに輪のような形に

突き出した土地に、

 

いつしか入っていた。

 

このとき聖カスバートの棺を

どうしても動かすことが

できなくなったので、

 

「これは

 

『新しい教会を

この地に建てるべし』

 

という神のお告げである」

 

と解釈されたのだという。

 

 

この地が選ばれたことの

現実に即した理由としては、

 

一つは防御に大変適した

地形であったこと、

 

そして当時の司教アルドゥーンが

代々のノーザンバーランド伯と

強い姻戚関係を結んでいたことから、

 

ここに共同体を作れば

伯爵の庇護を受けられる、

 

との思惑もあったものと

思われる。

 

 

現実的な話は。

 

少し興ざめですけれども泣き笑い

 

 

リンディスファーンの

修道士たちが新たな地を探して

さ迷っていたのは。

 

ヴァイキングたちによる

度重なる襲撃があったから。

 

・・・なのだそうです。

 

 

そしてこの大聖堂もまた、

あの『ハリー・ポッター』の

撮影に使用されていたそうで。

 

ホグワーツの魔法学校は。

 

この大聖堂だったそうですにっこり

 

 

それと、

ケイト・ブランシェット主演の

エリザベス』という映画でも。

 

この大聖堂の内部が、

(あと、ダラム城も?)

撮影に使用されていたようで。

 

 

余談ですが、あの映画。

 

エリザベスが、

 

ロバート卿と踊るシーン。

 

好きでしたニコニコ

 

 

「ヴォルタ」もまた、

ルネサンス期の宮廷舞踏の

ひとつですにっこり

 

 

Elizabeth and Robert Dance a Volta (1998)

 

 

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このダラム市と

同じ州の中にある

 

ミドルトン・イン・ティーズデールは。

 

市場町なのだそうです。

 

鉱山もあるようですね。

 

 

ロンドンの鉛鉱会社の監督者を

讃える噴水が、

 

1877年に、

この町に建てられた。

 

・・・と、ありましたので、

 

きっと

 この町の地元の人達は、

 

そういう会社に雇われて、

鉱山で働いていたり

したのでしょうね。

 

 

マーク・アンダーソンも、

そうだったのかな?うーん

 

 

また。

 

そういった鉱山労働者たちが

現場に行きやすくなるようにと、

 

1830年に滝の近くに

「ウィンチ橋」という橋が

架けられたそうなのですが。

 

その橋は、

 

英国最古のつり橋のひとつ。

 

・・・だと言われているそうです。

 

 

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【スカボロー・フェア聴き比べ】

 

 

デルフォニックス

 

 

いろいろ聴いた中で。

 

私の中では一番微妙だった

『スカボロー・フェア』真顔

 

 

好みの問題だとは思いますが、

歌い方がちょっと・・・ぼけー

 

その分、

インパクトはありましたにやり

 

 

The Delfonics 『Scarborough Fair』 (1969)

 

 

 

ケネス・マッケラー

 

 

スコットランドの

テノール歌手だそうです。

 

ある意味、

 

「本場」

 

・・・の人ですねにっこり

 

 

「Scarborough」の発音が、

 

「スカーバラ」でもなく、

「スカーブラ」でもなく。

 

「スカーボロー」に聞こえて。

 

スコットランドの発音は

こうなのかな?

 

・・・と、ちょっと思いました。

 

 

それとも。

 

テノール歌手だから?うーん

 

 

Kenneth McKellar 『Scarborough Fair』 (1969)

(Live 1973)

 

 

 

ブレインボックス

 

 

 

 

「Brainbox」というのは、
オランダのグループです。

タワーレコードのサイトには、

「フォーカスのヤン・アッカーマンと
 ヴァン・ダー・リンデンが
 在籍していたオランダの
 プログレ&ブール・ロック・バンド」

・・・と書いてありますにっこり

 

 

プログレはもしかすると。

 

バラッドを語るのに

向いているのかも?

 

 

この『スカボロー・フェア』は、

アレンジがすごく好きニコニコ

 

フルートの音、

最高!目がハート

懐かしい気持ちになりました。

 

 

Brainbox 『Scarborough Fair』 (1969)

 

 

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【ちょっと横道】

 

フルート繋がりで

思い出しましたが。

 

ジェスロ・タル」の

イアン・アンダーソンは、
スコットランド出身でしたねにっこり

 

 

Jethro Tull 『Living In The Past』(1969)