『星降る夜、アルル La nuit étoilée, Arles』

フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ

(1888)

 

 

ゴッホのこの絵が、

ビッグヒストリーの序章の

扉のページにあって。

 

久々にじっくり観て。

 

懐かしくなりました。

 

 

そして。

 

この本を作った人達は。

 

何を思って、

この絵を選んだのかな。。。

 

・・・とか考えていました。

 

 

*******

 

 

ゴッホは、

大好きな画家のひとりです。

 

この絵も。

 

水面に映る

町の明かりが。

 

とても好きでした。

 

 

彼は。

 

「星」の絵を、

たくさん描いていましたが。

 

彼の描く星や

糸杉の多くが。

 

いつも揺れていて。

 

一体ゴッホには。

 

この世の景色が、

どういう風に見えて

いたんだろう?

 

・・・なんて、

よく考えましたが。

 

 

ある時。

 

ゴッホは

アブサン中毒だった。

 

・・・と聞いてしまって。

 

ちょっと、

夢が崩れた記憶が魂が抜ける

 

 

ゴッホの伝記を

読んだ時は。

 

彼の絵は大好きだけど。

 

こういう人とは、

一緒には暮らせないな。

 

弟のテオ。

大変だっただろうな。

 

・・・とか、

思ってしまっておやすみ

 

 

そうやって。

 

私はいつも。

 

何かを

知ろうとする時。

 

「表」よりも、

「裏」を重視して

しまいがちです。

 

 

「生み出されたもの」

 

よりも。

 

「生み出すまでの過程」

 

・・・に。

 

目がいってしまいます。

 

 

*******

 

 

放射年代測定とか、

分子時計の登場の他に。

 

1960年代には、

宇宙マイクロ波背景放射の

発見があったり。

 

プレートテクトニクス理論が

台頭してきたりと。

 

科学の分野では。

 

本当に。

 

飛躍的な発展が、

あったようです。

 

 

このあたりのことは、

もう少しあとになってから、

詳しく調べてみようと

思っています。

 

 

今、

メモしておきたいことは。

 

この宇宙マイクロ波背景放射を

観測するために

2009年に打ち上げられた

人工衛星、

 

プランク

 

・・・が得たデータを基に。

 

宇宙の起源は。

 

138億2000万年前星空

 

・・・に遡ることが

計算できた。

 

・・・ということです。

 

 

この本では、

便宜上。

 

宇宙の起源を

138億年前。

 

・・・としている

そうですが。

 

2000万年が。

 

ほんのちょっと。

 

・・・に感じられて

しまうくらい。

 

これは。

 

壮大なお話。

なんですね。

 

 

こうして20世紀以降、

 

宇宙論、地質学、生物学、

天文学が揃って、

 

「歴史学」

 

・・・の一部となり。

 

 

今を生きる私たちは。

 

人類史上初めて。

 

 

「人間の物語」だけでなく、

宇宙の起源までをも含めた

 

 

「過去全体の物語」

 

 

・・・を、

 

現代科学の知識を基に

構築することが

出来るようになった。

 

・・・と。

 

この本は言っています。