スカーレットの張り紙が…
信楽駅から徒歩10分くらい
新宮神社へ
新宮神社 【しんぐうじんじゃ】
霊亀元年(715年)9月、第44代元正天皇の御代の創建。以来信楽町の大字長野、神山、江田、小川の産土神として崇敬され、社号を新宮大明神と尊称しました。
近衛関白家を始め、近江の守護佐々木氏などの信仰篤く、代々新宮神社の境内神領の寄進がありました。
南北朝の戦(1336年)の兵火にて焼失し、再建されましたが、その後の大風の為、本殿が大破。寛文3年(1663年)11月19日に再建され今現在に至ります。
鳥居
聖武天皇は紫香楽への遷都を考えていたそうですが叶わなかったのだとか
もし遷都されていたら、信楽一宮 新宮神社は、都の一宮になっていたのですね
1336年(建武2年)の南北朝の戦いで社殿が焼失してしまい、その後再建されたものの災害で本殿が破損
1663年(寛文3年)に、現在の社殿が再建されました
第124代昭和天皇が1951年(昭和26年)の滋賀県行幸の際に、沿道に日の丸の小旗をもたせた信楽焼のたぬきを並べたところ、たぬきの置物を集めていた昭和天皇が感激
幼などき 集めしからに 懐かしも
しがらき焼きの 狸をみれば
という和歌を詠まれました
この和歌の歌碑は、境内に建てられています
鳥居前狛犬
陶器の町信楽らしく信楽焼でできています
手水舎
龍は…信楽焼じゃないんだね
本殿
御祭神
素戔嗚尊
櫛稲田姫命
大山津見神
素戔嗚命は、農業と防災除疫を司り、歌人を守る神様
御利益は、病難などの諸難除け、文学・学問上達なんです
またその妻となる神様である櫛稲田姫命は、稲田を守る神様
ご利益は五穀豊穣、夫婦和合、縁結び
大山津見神は、海の神・酒の神としても知られる、日本の山の神さまの大元締めの神様で、ご利益は農業、漁業などの保護、商工業の発展などになります
その他に、信楽らしく、境内の外にある摂社には火の神さま・火産霊命(ホムスビノミコト)、土の神さま・埴山姫命(ハニヤマヒメノミコト)、焼き物の開祖・天日鉾命(アメノヒボコノミコト)の三柱が祀られています
高天原を追放された素戔嗚命は、出雲国の鳥上山(現在の船通山)に降り立ちました
そこで美しい女性・櫛稲田姫命と、その両親が泣いているのに出会います
なぜ泣いているのか聞くと、毎年、八岐大蛇(やまたのおろち)という8つの頭と尾を持った化け物がやってきて、夫婦の7人の娘を食べてしまうのですが、その化け物がやってくる時期が来たから、1人残った櫛稲田姫命も食べられてしまう、と嘆き悲しんでいるのです、と続けました
素戔嗚命は、夫婦に化け物を退治してやると約束し、8つの門を作り、その中に強い酒を入れた大きな桶を用意しなさいと伝えます
続けて神通力で櫛稲田姫命を櫛に変えて自分の髪に刺し、八岐大蛇(やまたのおろち)を待ち受けたのです
やってきた八岐大蛇は、8つの頭を門に入れ、用意しておいた強い酒をガブガブと飲み干し、酔っ払って寝てしまいました
それを見た素戔嗚命はすかさず飛び出し、十拳剣(とつかのつるぎ)で切り刻んだのです
すると、切った尾の中から太刀が出てきたので、素戔嗚命はそれを天照大御神(アマテラスオオミカミ)に献上することにしました
その剣は天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)と呼ばれ、現在は愛知県名古屋市の熱田神宮の御神体となっています
八岐大蛇を退治した素戔嗚命は、櫛稲田姫命を元の姿に戻し、結婚を願い出て許しを得ます
出雲の須賀の地に、宮殿を建てた素戔嗚命は、足名椎命(あしなずづち)と手名椎命(てなづち)を呼び寄せ、足名椎命(あしなずづち)をその地方の長にしました
出雲を気に入った素戔嗚命は、「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を」という歌を残し、歌人の神さまとなったのです
こちらは舞殿の信楽焼の狛犬
作者によって様々なのが信楽焼の魅力なんやって
御神木社
御祭神
木御祖神
疫病をたちどころに治められた神様
杉の大木に降りられたことからこのご神名がありますが、一時的に宿られたようなので特に「木の神」いうわけではないと考えられます
疫病を鎮めたり病気を治したりすることがお得意な女神様
大国社(田所神社)
御祭神 大国主大神 (福の神)
御祭神の広大なる御神徳に相応して、従って御別名も二十指にあまり、大神の御力によって、生きとし生けるものが、しあわせになるように働きをうけて、農耕の祖神・漁業の神・医薬の神・殖産の神・温泉の祖神などと申し上げて、人々の生活が豊かになるように、お導きになっていますが、特に「縁結の神」やね
[縁結び]とは男女の縁だけでなくすべての縁を示します
「良い人と巡り逢いたい」「子供に恵まれたい」「良い仕事に就きたい」「ずっと仲良しでいたい」等であります.また幽冥主宰大神(かくりよのおおかみ)として、後の世の人々のみたまをおまもりなさる神でもあるんです
斎館
神職などが神事に携わる前に心身を清めるためにこもる建物なんやって
ど真ん中に参拝…
珍しいですよね
特別御朱印
紫香楽と書いて「しがらき」と読むんだとか
滋賀県甲賀市信楽町長野1151-1
新宮神社から徒歩5分くらい
信楽陶芸村に
奥⽥忠左衛⾨窯は、明治21(1888)年に、
信楽の⼭裾で開窯した100年以上の歴史を持つ6代続く窯元
たぬきをはじめ、植⽊鉢、花器、抹茶茶碗など素朴で暖かみのある信楽焼を展⽰・販売しています
ほうじ茶プリンは信楽朝宮を使った自家製のもので、優しい甘さにほろりとした苦みがアクセントになっていてとても美味しかったです
信楽駅から545m
滋賀県甲賀市信楽町長野1131 信楽焼陶芸村本店