今回は兵庫県へ
近鉄で神戸三宮駅まで行き
そこから神戸市営地下鉄から神戸電鉄にのって…
約3時間
たどり着いたのはぁ~
では!
有馬御朱印ぶらり始まりだぁ~
まずは
駅から10分程で到着
念仏寺から
念仏寺 【ねんぶつじ】
念仏寺の創建は天文7年(1538)、岌誉上人によって開かれたのが始まりとされます。
当時は谷之町にありましたが慶長年間(1596~1615年)に現在地である豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)の別邸跡に境内を移しました(豊臣秀吉が有馬温泉に別荘を構えたのは文禄3年:1594年で、慶長元年:1596年の大震災で大破しましたが、慶長3年:1598年に再建しています。
念仏寺は別荘跡地に移したとの事から、関ヶ原の戦い後徳川家康が政権の趨勢を握った後と考えられます。
当然、幕府の許可が必要だった事から政治的な意図が感じられます。
手水
温泉地だから…温泉かと…思ったら…
普通の水みたいやった
本堂
現在ほ本堂は元禄16年(1703)の有馬大火災で焼失後の正徳2年(1712)に再建されたもので入母屋、本瓦葺、妻入、桁行8間、外壁は真壁造、白漆喰仕上げ、有馬温泉の中では最古の建物なんやって
御本尊
阿弥陀如来立像
西方の極楽浄土の教主で、生あるもの全てを救う仏とされてます
快慶の作だそうですよ
仏教では、釈迦の母である摩耶夫人が釈迦を身籠る際に六牙の白象が胎内に入る夢を見たという説話があります
また普賢菩薩の乗り物も白象
白象は縁起の良いもの、仏法を守護するものと考えられていました。
本物の象を見たことのない当時の日本人にとって、白象は麒麟や鳳凰と並ぶ霊獣のひとつとして認識されていたんやって
観音様
境内にあるんですが…
境内はあってないような…お寺なんです
ようするに…めちゃ狭い…
本堂の横に寿老人堂
って…本堂に繋がってるんですよね…
寿老人堂には
神戸七福神の一つ、寿老人が祀られていました
長寿と自然との調和のシンボルである、牡鹿が座っております
神戸十三仏霊場第9番札所なんです
少年法然上人像
法然上人とは浄土宗の開祖となった僧であり、その少年時代の姿を模した像となっています
寺カフェ『CITTA』さん
こちらも…本堂に繋がってますね
看板メニューは水を一切使わないカレーだとか
故前住職の奥様が毎日丁寧に作っておられるそうです
数に限りがあるようですので(1日限定10食という情報あり)、お早めのご利用をオススメなんやって
なお、立て看板の上のお庭は『沙羅双樹の庭』として知られており、拝観可能だそうです
本堂奥の庭園は、苔と石で見事に山水を表現しており、樹齢250年と伝えらてます
夏椿(沙羅)の大樹がある所から、「沙羅樹園」と呼ばれています
夏椿の左右には2つの大きな石があり、向かって右が「蛤石」、左が「雀石」
中国の諺「雀海中に入り蛤となる」を表現したものだそうです
俳句では秋の季語として使うようですが、物事が大きく変化することを例えた諺です
2つの石の間に佇む沙羅も、平家物語の冒頭で“沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす” と語られるように、無常(この世に一切永遠不変のものはないということ)を象徴していることから、ご住職様の講話には、このお庭の中には豊臣から徳川へと時代が大きく変化したこと、そして同じように徳川の世も…という無言のメッセージが密かに込められているのではないかというミステリアスなお話もあるんだとか…
真実は歴史の闇の中ですが、もしかしたら豊臣恩顧の方が皮肉を込めてこのお庭を
作ったのかもしれませんね