中学3年数学。

平方根を授業している時に、『黄金比と白銀比』を紹介しました。

5分ほどの僕の話を聞いて、感想をレポートとして書くというものです。

今回は、僕が話した実際を紹介します。

 

 

みんなから募集している「平方根の『?』」に、

「数学は日常に使われると思うのですが√はいつ使われているのですか?」というのがありました。

その答えとして、今日は、先生が1つ紹介しますね。

5本ほどで話をするので、聞いた後に感想を書いてもらいます。

その感想は、ABCで評価します。

 

紹介するのは、紙です。

みんなが持ってる教科書やノートやプリントのサイズです。

この中にルートが隠れてるんです。

 

その前に。

この紙の形は、実はとても特殊でとても便利です。

というのもこの紙は、半分に切ったのと元の紙を比べても、形が同じなんです。

 

例えば、折り紙などの正方形。

半分に切ったのと元の紙を比べても、形は全然違いますね。

 

だから、先程の紙の形はとても特殊です。

拡大や縮小をしても形が変わらない。

だから、とても便利なんです。

 

その紙のサイズに、実は√2が登場します。

√2は無理数で、それが紙の1辺の長さの比になっているのは不思議な感じもしますが、実際そうなんです。

 

このサイズの比を、白銀比といいます。

 

そして、この紙は、コピーをして拡大するときには141%を選びます。

「141」という数字の並びは、見覚えありませんか?

 

√2に出てくる数字の並びなんです。

 

もう1つ、√が登場する紙の形を紹介します。

さっきよりは少し細長いですね。

ちょうど、名刺のサイズです。

 

今度は、正方形を切り取った残りのと元の形を比べると、形が同じなんです。

 

そして、今度もこの紙のサイズに√が登場します。

すごく特殊なので、黄金比という名前がついています。

 

この形は、いろんな所に登場します。

例えば、新書版の本のサイズ。

 

例えば、ギリシャのパルテノン神殿。

例えば、葛飾北斎の浮世絵。

 

そして、黄金比の中に黄金比をどんどん作っていき正方形の部分に弧を描くと、それはオーム貝の形。

 

五芒星のあらゆる所にも黄金比が。

 

というように、√が出てくる紙の形は、便利で、色んな所に登場しているのです。

今回は、そんな不思議な紙のサイズを紹介しました。

 

以上です。

では、感想をロイロノートで書いて提出してください。

 

 

【生徒が書いた感想のいくつか】

 

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。