気仙沼にはボランティアが足りない、臭いが増す被災地 | みぞっちふぁーむとみぞ塾と日本語教師と学生と海外旅行と…

みぞっちふぁーむとみぞ塾と日本語教師と学生と海外旅行と…

2009年から2013年までやっていたこのブログを
2019年再開しました



先週の気仙沼での災害ボランティアについて

書きます。




気仙沼市の災害ボランティアセンターは、

気仙沼市民健康センター「すこやか」内にあります。




仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編





一週間ほど前から、

県外からのボランティアの受け入れも開始されました。




仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編

仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編

仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編


注意事項の掲示がしっかりされていました。




手洗い場など衛生面もきっちりしていました。




仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編




そうです。



震災から一ヵ月半が経過し、

さらに春になり暖かくなってきた被災地。


津波がもたらしたヘドロの臭いが

とんでもないことになっています。


写真ではお伝えできないのがもどかしいのですが。



自分は災害ボランティアに行くときは

粉塵対策のための保護めがね

粉塵、臭い対策のためのマスク

汚れても大丈夫なよう、長靴

汚れても大丈夫、割れ物でも大丈夫なよう、皮手袋とゴム手袋

もはや災害ボランティア用となってしまった、つなぎ

を持っていきます。



活動後、現場で洗えるときは洗い、

さらに家でも洗っています。



見た目にはヘドロがとれていても、

臭いだけはどうしてもとれないんです。



油、海、海の生き物の腐った臭いが混ざった独特の臭さ。





現地で暮らす被災者の方、

そして常駐して活動されている

ボランティア、自衛隊、作業員の方の健康状態が

心配になります。




今回、ボランティアに行った先の家の方に


「もうずっとここにいるから臭いとか分かんないんだけど、

やっぱ臭うんでしょ?」


と聞かれました。






今回お伺いしたお宅はこちら。



気仙沼市内にある個人の電気屋さん兼ご自宅。



仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編


状況を皆に知らせたいので、写真撮ってもいいですか?


とお聞きしたところ、


全然かまわないよと言って頂けました。




電気屋さんということで、

ご主人は震災以来、家電の修理などで連日大忙しだそう。


なので、

家の片付けは奥様とお婆様だけでされています。





この地区より沿岸部は、家ごと流されていて

避難所で暮らすほかないのですが、

ここは津波で浸水したものの、家の倒壊がないエリア。



ただ津波による浸水は自分の背丈以上。



仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編



窓にそのラインがありました。



ここの方は「中途半端な被害」と嘆いていました。


すごく大きな被害を受けているのに、

家が残っているがために、

避難所での生活の肩身が狭いようです。


でも中に入って、あのヘドロの臭いを嗅ぐと

被害のない二階であっても健康に生活できるとは思えません。




本来、家が無事であることは、喜ばしいことなはずなのに

こんな心境でいないといけないとは…


悲しくなります。






今回の作業は、ボランティア五人で実施。



秋田県から休日を利用してボランティアされに来た

会社員2人組。


震災時はたまたま仕事で仙台にいたそうです。


二日間、スーツのまま会社に寝泊りし、ガソリン不足から、

山形の知人、そして秋田の知人による協力を得て、

やっと秋田の家に戻ることができたのだそう。




岩手県大船渡市出身で、

現在気仙沼の漁港関係の公務員をされている方。


大船渡市の実家は津波の被害を受けたそう。



茨城県土浦市在住で、イギリスから来られた女性。


今回どうしてもボランティアがしたいということで、

仙台の友人などに協力をもらって、現地入りされたそうです。


今回のボランティアの様子を記録してイギリスに送って、

イギリスからの支援を募りたいとおっしゃってました。




仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編

仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編



作業内容は、浸水、倒壊した家具類の片付けと

屋内のヘドロの除去。



電気屋さんということで、

昔の電化製品や不要なゴミもこの際捨てている

といった感じでした。



前回の記事で、

「便乗ごみ」の話を書きましたが、まさにこのことです。



でも、この津波の状況をみて、


「これは震災ごみじゃないから出したらダメ」


とはとてもじゃないですけど、言えませんでした。



なんか、難しいです。






ヘドロはこれまでの作業で、随分とれてはいるものの、

まだまだ残っていて、臭いも半端ない。



仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編

仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編



今回は細かくヘドロを回収していきました。



仙台で脱サラアラサー「農業はじめます!」農家研修1年目編



板目が見えました!





涙を流して喜んでいただけました。






気仙沼の災害ボランティア、不足しているようです。



タダでお願いする立場上、文句は決して言えないけど、

要望を出してもなかなか来てくれない

と依頼者の方はおっしゃっていました。






気仙沼は宮城県の端っこ

市外ボランティアの受け入れが始まったばかり、

受け入れ開始時期が他地域よりも遅れた

いろんな理由から

ボランティアがなかなか集まらない状況なようです。



震災から一ヶ月くらいは、

宮城県内の学生さんたち、

自宅待機を言われていた社会人の方たちがたくさん

災害ボランティアしていたのですが、

学校や職場が再開されたため、最近はボランティア不足なようです。






時間のある方は、ぜひ参加してほしいと思います。