今日も災害ボランティアに行ってきました。
その内容はあとで書きたいと思います。
活動後に、少し足を伸ばして、自転車で
仙台市若林区の荒浜地区に行ってみました。
荒浜は、仙台市民が
夏、海水浴やバーベキュー、花火などで集まる場所。
僕も何度か友達と遊びに行ったことがあります。
そして、震災の日の夜、
津波で200人~300人の方の遺体が
発見されたという報道がまずなされた場所でもあります。
こんな身近な場所で
本当にこんなことが起きたのか。
どこか現実味がなかったので、
震災7日目の今日、行ってみました。
仙台市では
沿岸部から約3kmくらいの距離まで津波が侵入してきました。
仙台東部道路という高速道路が通っているのですが、
これがある意味、堤防の役割を果たし、
津波の威力が緩和され、被害が抑えられたそうです。
*仙台では市街の周囲を大きく取り囲むように
東北道(西部)、東部道路、北部道路、南部道路という
4つの高速道路が通っています。
仙台港からの物流が
仙台市街を通らなくても各地方にまわせるようになっています。
これらは、
仙台東部道路よりも内陸側の写真です。
左上の高台の上に通っているのが仙台東部道路。
仙台東部道路が津波を防いだという情報にも関わらず、
すでに海からの漂着物、泥などが見られました。
(今は随分、整備されていて、普通に車が通れます)


田んぼだったところにたくさんの
ゴミ、泥、松の枝が散乱しています。

ボートが田んぼの中にあります。
仙台東部道路を乗り越えて
内陸側にまで入ってきたものと思われます。


仙台東部道路の下を横切る水路(農業用と思われる)。
海側からの漂着物が、
この水路を通って内陸側に入り込んできたものと思われます。
電線が垂れ下がっていたり、
信号機が落ちていたり。
でもこの道、普通に自動車が通っています。


畑にも海泥が入ってしまっています。
農地として再生できるか、難しいような気がします。


仙台東部道路の高架下道路を通過して、
海側に向かいました。
状況はさらに一変し、唖然としてしまいました




まるで戦場のような風景。
道路は泥だらけ。
もちろんこの道路はアスファルト舗装の
対面通行できる道路で、
これでも重機による撤去、整理が行われたあとの風景です。
運動場は漂着物の山。


家の二階部分だけが漂着しています。
津波の圧力で仙台東部道路側に
いろんなものが倒されています。
これらはまだ
津波が到達した最も内陸側の写真です。
ここからはさらに3kmほど陸が続き、
最後、海水浴場にたどり着きます。
ここから先の様子はこんなものじゃない
というのが安易に想像できます。
ここから先は、
まだ撤去作業が行われている最中ですし、
どう考えても危険、迷惑なので、引き返しました。
でも住民の方は
さらに海側の自分の家の方へ向かって歩かれていたり、
奇跡的に家が無事な方はそこに住まわれたりしています。
通行規制が行われているわけでもなく、
行こうと思えば、普通に行ける状態です。
この荒浜から最も近い避難所の一つが七郷小学校です。
自分が避難した場所や、
ライフラインが不便なときにお世話になった避難場所
その後のボランティアで訪れた避難場所
どれも、運営されている組織、運営の仕方が違います。
学校の先生方で運営している場所。
PTAが運営している場所。
自主的なボランティアで動いている場所。
市や区の職員が入っている場所。
班割で統制をとっている場所。
電気が復旧したようですが、
トイレはいまだに災害用。
(水で流せないポットン便所のようなもの)
ガスが使えない(都市ガスの復旧は1ヶ月以上先らしい)ので
薪や漂着木で炊き出しを行う。
校内放送で
「ズボンが支給されます。ほしい方は集まって。」
という案内が入るとすぐに行列ができる。
今、報道では、
孤立している集落、物資が届いていない集落、
原発の影響で風評被害を受けている集落が
主にクローズアップされています。
もちろんこれらは、生死にかかわる大事な問題。
ですが、この報道状況では
まるで仙台市での避難生活は終わり、
ひと段落ついたかのような錯覚に陥りがちです。
宮城では今でもテレビは一日中震災関連ニュースで、
夜の番組は宮城独自の放送に切り替わるので、
(おそらく東北以外ではバラエティなど通常番組編成になっている)
仙台の現状を見ることができますが、
おそらく他地方では、
もう仙台市内の避難所の状況はやっていないのではないでしょうか。
でもまだ仙台市内でもこんな様子なのが現状です。
そして、三陸地域はもっと大変な状況。
さらに福島の方は原発というまた新たな爆弾を抱えてしまっている状況。
震災から7日も経つのに、まだ事態が収拾していない。
仮設住宅の話も仙台ですら、まだ話題にもあがっていない。
学校の再開もメドがたたず、
卒業式は中止、入学式も中止という情報が流れています。
大学は研究室の危険性(薬品、装置など)がさらに加わるので、
4月下旬まで立ち入り禁止な様子。
仙台駅は新幹線ホームの天井が落下し、
在来線ホームは新幹線ホーム以上の損傷で、復旧のメドが立たず、
就活、入試、新生活の時期にも関わらず移動ができない。
仙台空港はやっと緊急用ヘリが離着陸できる体制ができたばかり。
仙台港はまだ港の整備ができておらず、
救援物資の船輸送が困難な状況。
とんでもない状況に立たされていると
改めて認識させられています。
















