2012年に行く予定にしている
イタリア
・アグリツーリズモ(農業+観光)推進の国
・スローフード発祥の地
・食を大切に考える国
・西洋野菜の勉強ができる国
ということで、この国を選びました。
今はその準備として、
・語学(イタリア語)
・文化などの事前学習
に勤しんでおります![]()
ということで、今回は一冊の本をご紹介![]()
『スローフードな人生!
~イタリアの食卓から始まる』
島村菜津
新潮社
この島村菜津さんは、
イタリアで生まれた「スローフード」の概念を
日本に最初に伝えた方。
「スローフード協会 日本支部」
なんと、事務局って仙台にあるんですね…
知らなかった![]()
スローフードという言葉は、
なんか言葉だけ独り歩きしていて、
「スローフードって何?」
って聞かれて、正しく答えられる人って
あまりいないはず![]()
僕も「ゆっくり味わって食べること」だと
思っていました![]()
そんな人にぴったりなのがこの一冊![]()
旅行記的な感じで書かれており、
スローフードについて理解できるだけでなく、
イタリアの文化や風景が
自然に浮かんできて、
イタリアに旅行したような気になる本です。
また、アグリツーリズモ発祥の理由も
知ることができ、勉強になりました。
では、その内容を少しご紹介します![]()
・イタリア北部・トリノ郊外の片田舎「ブラ」に
スローフード協会の国際本部がある
・イタリア内でスローフード運動が盛んなのは
北イタリア
…南と比べて食生活が劣悪化しているため
(早食い、忙しい、家庭料理しない…)
・ともに食べることは、ともに生きること
~食は単に栄養を取り込む作業ではない
・スローフード運動は単なる
ファーストフード反対運動ではない
→世界的な食の均質化により失われつつある
質のよい食品を守ること
・守るべき食品の条件
①その土地の産物である
②素材の質のよさ
③その土地の風習にあった生産法
④その土地に活気を与え、郷土の社会性を高める食品
・食のマクドナルド化
→流れ作業、チェーン展開、コスト抑制、大量仕入れ
同品質、同価格、マニュアル
冷凍食品による質の安定化、
調理簡便化による料理人能力の低下
食料生産効率化による農業技術力の低下・農業人口減
・大量の化学肥料で大量生産を目指すのではなく、
自然の恵みを感じながら、質の向上を目指す
→結果的に成功する
・私たちはあまりに日々、口にしているものについて
知らなさすぎる
・アグリツーリズモ=農業+観光
農業と宿泊施設がひとつになったような田舎の宿
イタリアでは、法律で
「何らかの農業活動を営むこと」
「環境保護」
がその条件として定められている。
・1985年「アグリツーリズモ法」
放棄された農場を修復して、それをアグリツーリズモとして
活用するならば、修復費の六割を助成。
最低10年は宿として機能すること。
農産物は宿の運営に生かされること。
資金源はEU(当時、EC)
→農村の過疎化を防ぐことができた
同時に農村風景を守ることができた
【課題】
宿と農業の両立は難しい
(休日がとれない、忙しくて料理が作れない)
・現代の子供たちには、偏食が多い
それは、ごく限られた味の体験しかしていないため
・食の教育が栄養学に偏りすぎ
食が悦びの場であることを伝えるべき
・アメリカの食の特徴
①ダイエット→食の工業生産との関係があまりにも密接
②距離→第一素材と消費者との距離が離れすぎ
③オピニオンリーダーの堕落
④安さ=大量生産、インスタント、冷凍、抗生物質、化学肥料、農薬
・現代の大規模な流通システムによって、
味の多様性が失われることに深い危機感
・品種の単一化・工業化
アメリカ→すでに97%の果実や野菜がなくなっている
インド→スパイスが2000種から数種へ
スペイン→メロンの品種400種から10種程度へ

