入門研修(収穫、堆肥づくり) | みぞっちふぁーむとみぞ塾と日本語教師と学生と海外旅行と…

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2009年から2013年までやっていたこのブログを
2019年再開しました

お待たせしましたビックリマーク


ヒサビサの農業話です。


昨日は名取の農業大学校での

農業入門研修がありましたニコニコ


11/3に休日出勤した代休として会社を休み、

行ってきました音譜



この日のテーマは

「はくさい・だいこんの収穫と出荷」

「堆肥づくり」

の二点でした



以下、講義メモを箇条書きにまとめました。


今回は農家でなくても

料理をする方にはとても参考になる話題でしたナイフとフォーク





①はくさいの収穫


・収穫のめやす

 →はくさいを上から抑えてみて硬い(=ちゃんと結球している)かどうか

・包丁で根元を切る

・切り口の道管部が黒いと細菌が入り腐りやすい

 →黒くないものを出荷すべき

・アブラムシは冬でも生きている(野菜の中はあたたかい)

 →出荷時にアブラムシの付着有無をチェックする
・保存はひもでしぼって吊るすor穴を掘ってわらをかぶせる
・はくさいの葉に黒いツブツブ→ホウ素欠乏症(ごま症)

 原因①窒素が多い

     (水をまき窒素分を流すor

      とうもろこしやかぼちゃなど窒素を吸う作物を作る)

 原因②カルシウムが多い(同上で対処)

 原因③堆肥不足(堆肥を入れる)

 原因④ホウ素不足(ホウ砂を入れる)

 原因⑤水が少ない(水を足す)

・品種によってできる大きさ・重さが違う

 →事前に○日で○kgに育つ種かを確認すること

 葉が厚い品種→つけもの用

 葉の数が多い品種→生食用



②だいこんの収穫


・だいこんに亀裂or切り口がピンク色→肥料不足が原因

・葉をもって引き抜くと傷みやすくなるので注意




③他の作物の収穫・保管、畑の管理


・寝かせると甘味が増すもの(でんぷんが糖に変わる)

 じゃがいも(1週間から数ヶ月、10~15℃で)

 かぼちゃ(1~2ヶ月、10~15℃で)

 とうもろこし(1日だけ)

 さつまいも(2ヶ月程度、15℃前後で)

・さつまいもは切り口をキュアリング(コルク化)しておくと

 カビがいもに入らず長持ちする

 最初の2日程度は30℃で保存すればコルク化する

・冬になる前に秋おこし

 植物根を掘り起こしていおく(ついでに堆肥を入れてもOK)




④調理方法


・かぼちゃのカロチノイド(黄色)は油とともに摂取するとよい

・食材中の加水分解酵素(でんぷん→糖)をうまく使って調理する

 加水分解酵素は60~70℃でよく働く

 さつまいもやとうもろこしは水から煮る方が甘味が増す

 (沸騰したら5分ほどですぐに取り出す)

・かぼちゃはレンジでチンするとカロチノイドは逃げないが

 甘味が十分にでない




⑤堆肥


・土はpH6.2~6.5が最適(5.5~7.0であればOK)

 それよりアルカリになると根が土壌中のミネラル分を吸えなくなる

 それより酸性になるとリン酸が土壌中で固定されるため根が吸えない

・一般的に堆肥を入れるほどアルカリ性に傾く

・堆肥には①堆肥(植物体のみ)②堆厩肥③厩肥(牛糞尿)の3種

 一般的にいう堆肥は②

 ①は肥料分の多い土壌用(土をフカフカにする効果が主)

 ②は地力を高める効果

 ③は即効性を期待する

・法律で現在は外で堆肥をさらすのは禁止されている

 (雨で肥料分が流出するため)

・堆肥には①有機質②水③酸素④温度⑤窒素(こやし、化学肥料)が必要

・こやしには①牛②馬③鶏などがある

 ①牛→肉牛と乳牛でこやしの成分や水分が違う

 ②馬→カリウム分多い

      馬は食べるのが早いから消化不十分(=よい堆肥になる)

      温度を上げやすい

 ③鶏→モミガラと一緒に使うと立ち枯れ病になりやすい堆肥(酸素不足)

      になるので注意

・水分が多すぎるときちんと発酵(好気)してくれない(酸素不足になるため)

 嫌気分解し、硫化水素が発生し、根がやられる

・EM菌が最近ブームだが、

 これは水分が多くても(酸素欠乏状態)でも好気発酵してくれ、便利だから

・菌は土着菌が一番

 変に外の菌を混ぜると土着菌が変性してしまう

・堆肥に食材の残さを混ぜるのは良いこと(吸った養分が土に帰るため)

 ただし病気になったものまで混ぜると土が悪くなるので注意

・有機質は枯葉など

 油分の多い枯葉(いちょう)は発酵しにくいので避ける

 リグニンの多い針葉樹も避ける

・10aあたり、年間1.5~2t分くらいの堆肥が消費されると言われている




⑥ぼかし肥


・堆肥作成時に60℃手前で、切り返し(攪拌)を行った堆肥のこと

・窒素分が逃げないので肥料として使われる




⑦堆肥・ぼかし肥の作り方


①木枠を用意

②わらをしく(酸素を通すため)

③水でわらを濡らし、踏む

④消石灰を軽くまく(pH調整のため)

⑤こやしを入れる(窒素分)

⑥水で濡らし、踏む

⑦消石灰を軽くまく

⑧枯葉を水をかけながら入れる(有機分)

⑨踏む

⑩消石灰を軽くまく

⑪地元の土を軽くまく(発酵菌)

⑫水をまいて、枯葉、踏む

⑬油粕を軽くまく(窒素分)

⑭水をまいて、枯葉、踏む

⑮⑬と⑭をもう一度(消石灰もまく)

⑯最後に枯葉を水をまきながら入れる(踏まない)

⑰木枠をはずす

⑱シートをかぶせる

3日後には60℃くらいにあったまる

ここで切り返す(混ぜる)とぼかし肥

さらに発酵を進めると堆肥になる

完熟の目安は切り返し+水でも温度が上がらなくなった時






今までの理系の勉強が

すごく役にたったような講習でしたチョキ


堆肥って奥が深いし、いろんな方法があるみたいですね目


各農家がどんな堆肥をつくっていらっしゃるのか

興味がわいてきましたアップ



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