昨日のミーティングでのやり取りが
心の中で小さな黒点となって
ぼんやり、ぼんやり広がっていく


2、3日もすれば
多分消えるであろう
黒いモヤモヤだけど
それ以上の事が起きるだろうと思うので
彼女に対する私の考え方や
これからの接し方は
確実に変化していくに違いない



それは昨日が初めてではなく
以前からあった「チクッ」と刺さる
小さな針の残した傷



本来、人前で発言などしない私
経験年数だけで上との橋渡し役を任された
5年目の私と彼女
面倒臭いからやりたくない
他の人にお願いしちゃおうと打診してきた彼女に対して
「生」がつくほど真面目な私は
黙々と業務を遂行した


みんなと話して事案を進める私と
話し合いほど無駄なものは無いと
自分の信じた道を突き進む彼女は
最初からタイプの違う
別次元の生き物だったのだ


理解して貰おうとか
理解しようなんて
思わない方が良いのだ


自分こそが正論
と信じる人の前では
全てが無意味に思える


何を言っても覆される
それが正しいか、正しく無いのか
そんな事は関係ない


彼女にとっては正に
自分だけが正しい
訳だし、それ以外の意見は
正しく無いのだから

結局
人より前に出たり
自分の意見を言ったりする事は
私のような押しの弱いタイプの人には
向かないのでは無いか?


人は長いものに巻かれるし
発言力の強い方になびくし
権力者の前では膝間づくのだ


そうだ、そうだ


黙って時が過ぎるのを待ち
何事にも同意の意思を示し
自分の意見は飲み込む

コレが上手く生きる術なのでは無いか?
そうすれば、吊し上げなどされない
平穏無事な人生が歩めるのだ





無駄に強い正義感
押し止める事が出来るだろうか?


それで私は後悔しないのだろうか?


正解は何なのだろうか?
ずっと考えている