前回の続き
これはアメリカでのお話です。
アルコール依存症の義父が昨年末飲酒運転を起こし、現在、裁判の判決待ちです。5/21に裁判所にまた来るように言われていて、判決が出るまでは、日常生活を送れます。義父は、再就職も決まり、自宅から2マイル(約3キロくらい)のところへ、自転車通勤していました。
昨日、義兄から義父のことで連絡がありました。
\義父の自転車購入についての余談/
再就職決まって、当初は徒歩で通勤していました。ほどなくして、義母から主人へ写メが届き、義父の通勤用の自転車を購入した知らせがありました。
自転車屋さんのSNSアカウントに、義父が購入者として購入した自転車と一緒に写真に満面の笑みで写っていました。
結構いいお値段しそうな見た目もスタイリッシュで、機能性抜群そうなかっこいい自転車🚲。
アルコール依存症と共依存の義両親を長年みてきて、素直に喜べない私。
「これ(高そうな自転車)じゃないとあかんかったんかな?」
(もっと安いの買えなかったのか?)
「いくらしたんやろ?」
「ちゃんと使ってくれるといいけど」
それが私の心の声でした。
主人も同じ感想を持ったようでした。
貯金できない、借金癖がある、収入が良くも悪くも、常にお金に困っている、お金の使い方が下手な義両親。
この数年ずっと「専業主婦」という選択をしてきた義母が、義父の飲酒運転による失業で、一家の収入がいよいよゼロになり、貯金もなく、借金もあり、来月の家賃どうする?ってか明日のご飯どうする?という状況になり、やっと仕事を見つけるために動きました。
いよいよFood stampにも申し込みました。
(フードスタンプとは、アメリカ政府が低所得者支援のために設けている食品配給システム。この支援を受ける人たちは、かなり生活が大変なのかなという印象を受けます。義両親も自分たちは、お金には困っててもここまで落ちないからと以前言っていたので、フードスタンプをもらわないと生活できないくらい経済的危機を痛感して、きっと精神的苦痛を感じているんじゃないかな。)
そのようなお金に緊迫した状況で、あの自転車。
いつも通り、違和感を感じてしまいました。
(自転車を購入すること自体は反対ではないです。)
ちょっとモヤモヤした一件でした。
日本時間4/25(午後)に義兄から主人に知らされた更新情報は、こちら。
昨年末の事故後に再就職した職場を解雇になったらしい ➡️解雇日時不明
理由は、職場で勤務中に、アルコール検査をされて陽性反応が出たらしい
義母にすぐ言わなかった ➡️義母が義父に持たせたランチボックスの中からアルコール検査結果(陽性)の紙を見つけて知る。
今、入院中らしい
理由は、義母の目の前で、意識朦朧となり、前にバタンとそのまま倒れたらしい ➡️救急車搬送
義父は飲酒欲を抑える薬を処方されていたらしいのですが、➡️薬の名称など詳細不明
それが4錠なくなっていたので
ODの可能性もありか?
義兄は、義母から聞いて、主人に知らせてくれました。
義兄は、父親の現状にショックを受けているようでした。年末にあれだけのことがあり、やっと再出発した矢先にまたしでかして、信じられないという感じでした。
一般的な感覚ではそうですよね。
もう人生終わったと思う経験をしたのですから、もう二度とあんな思いをしないように頑張ろうっていうのが正常な感覚だと思います。
それでも、依存症の人は、依存しているものへの欲求が抑えられないのです。何としてでも手に入れたい、欲求をみたしたいという思いに支配されます。
こちら側(家族)としては、脳の病気だと知っていても、非常に嫌な気持ちになります。依存症当事者の言動全てが、嘘の可能性もあるので、その人に対して、疑心暗鬼にもなります。後に嘘つかれた、騙された、裏切られたなどわかっても、自分のダメージを最小限にとどめるべく、感情もあまり共感できなくなります。結果、私は、義両親から、彼らに対して石みたいな顔でムスッとして怖いって言われた笑
最後に同居して義両親といろいろありまくって、話し合いの席を設けた時のことです。(2022年)
ところで、自転車どうしてるんやろ?笑