今の学校に転校してきた際に、校長に言われたことがある。
「お母さん、諦めないで、頑張ってね。」
これがずっと頭に染み付いていた。
変に従順なところがある私は、これをひたすら守ろうとした。
雨が降っても、槍が降っても(?)、とにかく行かせ続けようと。
行かせることに意味があると。
せっかく再び順調に行き始めた学校生活なんだから、息子が、行くことが当たり前になるまでは、行かせ続けなければならないと。
でも、昨日の朝、行き渋りがあり、なんとか3時間目から教室に入ろうと、学校に着いた途端、担任の先生に言われた。
「お母さん、○○くん、とっても頑張ってますよ。
苦手な給食も、周りに言われて全部チャレンジしたりしてます。
疲れも出てるのかなと思います。
ここのクラスの子たちは、毎日きちんと来なくても、誰もそんなに気にせず、受け入れてくれる子たちばかりですから、無理せずに、嫌がる時は、心を1回休ませて、また登校するくらいでいいと思いますよ。」
と、遠回しに、もっと休息が必要なことを諭された。
もう、びっくり。
てっきり先生方も、毎日登校させることが重要だと思っていると、勝手に誤解していた。
息子を毎日来させたがっていると、勘違いしていた。
休んでも、良かったのだ。
(当たり前だけど)
だが、一度休んでしまうと、私が、怖くて、また元に戻ってしまうような気がして、深く考えずに走り続けてしまっていた。
息子のことを、すっかり置き去りにしてしまっていた。
考えているのは、自分の時間のこと、仕事のこと。
凹む。
また同じことを繰り返すつもりなのか!!
と、自分が嫌になった。
担任の先生が気づかせてくれた。
(やはり神)
校長の言葉も、よくよく推考してみれば、
「(休み休みでいいから、長い目で見て)頑張ってね。」
ということだったのではないだろうか。
何も、ブルドーザーのように一心不乱に突き進まなくても良かったのだ。
一番大切なのは、無理なく、学校生活を送ること。
息子の心を安定させること。
息子は、問題なく行ける日と行けない日がある。
行けない日は、自分で、
「心が小さくなっちゃった」
と言う。
本当にその通りなんだと思う。
せっかくの今だから、そんな息子の気持ちを一番に考えなければ。
それが許される環境にあることが、とてつもなく幸運なことだと思う。
梅の花。もうすぐ春。