息子が学校へ行けなくなってから、早3週間。


やっと本来の息子が顔を出してきた。


屈託のない笑顔。可愛い・・・。



思えば、学校へ行けなくなってからずっと、息子と喧嘩ばかりで、お互い最低な気分で過ごしていた。


「本当に辛い。喧嘩ばっかりで、ママに怒ってばかりだし、もう嫌だ・・・!」


とさめざめと泣けば、


「だったら僕を産まなきゃ良かったじゃん!!」

と息子。


そしてまた涙、、、

のような日々をエンドレス。



何が辛いって、息子が不登校というよりも、息子の情緒が不安定すぎて、ちょっとのことですぐキレるし、その矛先がいつも母に向かって来ることだった。


そのためこちらは、常にハラハラ。癇癪やパニックがいつ起こるとも分からないので、未然に防ぐために、常に先回りして、神経過敏になり、ギリギリの精神状態で毎日過ごしていた。


だけど、昨日くらいから、息子はちょっと変わり始めた。


こちらの注意にも、腹を立てずに素直に耳を傾けたり、謝って、ニコッとすることが増え、
「あれ?」
と、逆に拍子抜けするくらい。


でも、そうそう、昔は息子ってこんな感じだったよな〜、と、懐かしい気持ちになったりした。


学校へ行かなくても良い安心感からか、もしくは薬を完全に止めたからかもしれない。


息子の言動が特におかしくなったのは、ここ半年くらい。


足を尋常じゃないほど痒がったり痛がったり、小さい虫を異常に気にしたり、ちょっとしたことでパニックになるのも一種の癖のようになっていた。


日常生活がすぐに自分の能力を超え、少しのことでも自分でできなくなり、母である私に右のものを左に動かそうとさせたりといった、酷い赤ちゃん返り。


薬を増やせば、今度は夜驚が現れる。


夜中泣き叫び、あらぬ方向を指差したり・・・。


今考えると、やっぱり普通ではない。


しかしこれらは今、ひっそりと陰を潜めている。


もしかすると、これら全て、薬の副作用だったのかも??



何が辛いって、この、7歳であるのにも関わらず、精神的にイヤイヤ期の子どもを四六時中抱えているような状況が辛かった。



何事も上手くいかず、イチイチつまずいて、買い物一つ満足に出来ず、エネルギーを全て吸い尽くされていくような虚無感。



母の希望なんて少しも通らず、日常生活に支障をきたしまくる。



だけど、上記のようなことが、薬の副作用かもしれないということは、思いもしなかったのだ。



止めてみて初めて、息子が、もしかしたら薬剤過敏だったのでは?と、思うに至った。



精神科の医師に相談すると、今度は、抑肝散という漢方を代わりに出してくれた。



結局、医者は薬を出すことが仕事ということなのだろう。



息子は結局、この味も非常に嫌がり飲めなかったので、ボツにした。笑



結局、もう学校へ行ってないのだから必要ないし、それはそれでもういいかと・・・。



そうしてみたが、息子は今、非常に安定している。



そして母は、今日、ものすごく久しぶりに、息子と一緒にいるのが楽しいと心から思った。





動物大好きな息子。



不登校の間は、たくさん動物と触れ合っている。