いろんなメディアでこの映画が面白いだろうということは予想していたが、2時間半という長さから躊躇していた作品。

でも、時間がある今、やっと観ようという気になった。

結果、本当に素晴らしい映画で、今その余韻に浸っているところである。

とにかく映像がきれいで、まさに映画の中の映画といった感じ。

登場人物も、景色も、会話も、1シーン1シーンすべてが印象に残る。

ストーリーは、過去の記憶を失った主人公が、さまざまなものに触れていくうちにつれ、自分と自分の記憶を取り戻していく、というシンプルなもの。

しかしその中で、人と人との絆、家族、愛が濃厚に描き出されている。

人として生きることがどういうことか?

親として生きることがどういうことか?


そして、やるせない気持ちの中でも救われる道を見い出していく。



 

 

濃い青からオレンジ色に輝く空の映像を眺めるだけでも、十分に価値があります。