さあ「そのかな」ウザ語りもラストスパートですよ!

※以下ネタバレを多分に含みますので、先に作品をお読みいただければと。↓

そのごのひろかな


11.落(らく)-familiar-
ヒロのターンに入ってから、次々色々な人が出てきてますね。作者も、ここまで畳み掛けるように出てくるとは思ってなかったよ(笑

さておき今回の初登場は高遠家のご両親。ネタはいわゆる『ご挨拶』です。
本当は導入に別ネタを仕込もうと思って書いてたのですが……やっぱりというか、メイン部分のボリュームが大分出たので、思い切って全部カットしました。その辺のいきさつは透さん(カナパパ)に一言だけ匂わせて貰っていますが、まぁ、需要あるようなら後で追加することにしましょう。
珍しくヒロが緊張してよそゆきな感じですね。彼女の実家に突撃して、しかも「娘さんをください!」しようってんだから無理もないか。ここでヘタレの汚名(?)を返上しなさいよ!と作者が背後であおっていたとかいないとか。
とにかく今回だけは何が何でも頑張ってくれなきゃ意味がないですからね。なんならばしばし尻をたたいてやろう……と機会をうかがっていたのですが、思いのほかヒロがちゃんと男の子してくれて、立ちふさがるラスボスに啖呵切る真似までしてくれました。
おかげでカナちゃんは何度目かのふぉーりんらぶしたみたいですし、これは素直に誉めてあげてもいいですよね?よくやったヘタレ!(安定の語尾)

ところで『はじめて』の紅茶のくだりですが、実はちゃんと本文も書いてあるんですよ(笑)
前作『ひろかな』のオープニングである「初」はそのダイジェストなわけで。しかしながら今のところ公開する予定は未定です。
お土産のお菓子のこととか、香子さんとのやり取りとか、実は全部そこにつながってるんですよね。
私の創作物は、何かしらいろんなところに通じているものが多いです。(人はそれを伏線と呼ぶ……かどうかは定かではない←)あちこちに潜ませてるネタを、繋げてみるのも一興かと。


12.話-an oath-
話すこと自体に、時間と勇気が必要な場合があるんですよね。
今回はまさにそういうネタ。ヒロの核心部分である生い立ち、幼少期の生活、そして家族の話です。
肉親については、母と伯父一家そして実の父が既に登場しているわけですが、幼少期の思い出と共に新たに二人登場しました。
ヨウコウ先生こと国枝洋光(ひろみつ)おじいちゃんと朋絵(ともえ)おばあちゃんです。
そして彼らが暮らしていた町もあわせて登場。作品はもちろんフィクションですが、今回の舞台は地名としては実在する町です。カナちゃんの尾行と共にヒントを散らしてるので、お時間ある方は探ってみてくだされば、新たな発見があるかもねー(ニヤニヤ
そしてここでも伏線の回収を。カナちゃんの誕生日エピソード(抜粋)は、前作に出てきてましたねー。そうだっけ?と思い出せない方は、前作を読(ry
「甘やかな」って回想してるあたりで、既に何があったかバレそうですが、まあ、それについてはいずれ。
ともかくも、たどり着いた街で明かされる諸々。ちょっとシビアに聞こえるヒロの幼少時代ですが、これ、あくまで主観でしかないですからね(という含み
視点が変われば解釈も変わる。それをダイレクトに発言に反映させて、一皮向けた感を出したつもりです。……なんだよヒロ、最近妙にかっこよくなったんじゃないか?随分と君らしくないな、戻って来いよ(台なし)
一方のカナちゃんは、やっぱりカナちゃんらしいというかツン可愛いテラかわゆす。
ようよう私は、カナちゃんに「(ヒロの)バカ!」と言わせるのが好きみたいです。そしてそのあとに「ごめん」と謝っちゃうヒロも好きだ。
この一連の流れを取り戻せたこと、そしてそれを自力で取り戻せるのが二人の力であり魅力なのだと、珍しく自画自賛しておきます。

いやぁよかった。
まさか本当に週二連載が続けられて、しかも最後まで書き切れるとは思ってなかった!
これも多分、二人の底力なんだよね。私はただひたすら、それをトレースしていただけ。
だからこそ、お幸せに!と言いたい。

これにて『ひろかな』は完全完結!


……になるはずがないじゃないか(笑)
まだまだ書く気満々ですので、どうぞ今後も砂糖な二人にお付き合いくださいね!