はい、今夜も各話回想ですよー。
※以下ネタバレを多分に含みますので、先に作品をお読みいただければと。↓
『そのごのひろかな』(小説家になろう)
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3:傘(かさ) -Retrospective-
カナちゃんがどんよりしてますねー(笑い事ではない)
前回語ったとおり、作者的にこの二人は「お互いに好きでいる気持ちそのものは、なんだかんだ言ってブレてない」という定説があるので、多少のすれ違いとか意見の食い違いはあるにしても、割とすんなり元の鞘に収まる(というか、周囲から見たらただのちちくり合いにしか見えないというか結局リア充←)感覚があったんですが、書いてみたら思ったよりカナちゃんの触れ幅が大きくて……純情な娘さんなので、相当動揺していた様子。ごめんね。汚い大人の事情に放り込んで。反省してますマジで。
気持ちの浮き沈みが気候に引っ張られることはよくありますけど、すっかり悩める乙女と化してしまい、カナちゃんらしいツンデレ感とか、さばさばした快活さが見えなくなってしまっていてこっちがハラハラ(ぇ
そんなわけで雨の日にまつわる思い出(某所にてひっそり公開中。そのうち移設します)を、ここはあえてヒロ視点で語らせて、沈んだ気持ちを引っ張りあげようとしたわけですが……そこに横槍を入れるポ○モンがあらわれた(苦
なかなかラブくなりそうでならない空気。2017年の創作コンセプトである『不穏』が拭えない、むしろ余計に不穏さが増した話になりました。えぇー(嘆)
4:賽(さい) -Trigger-
「賽は投げられた」の賽ですね。
正直なところ、この話は色々な受け止め方があるんだろうなぁと。それこそ読み手により、性別により、年齢により、経験や考え方により、いろんな分岐があって解釈もさまざまに分かれるのだろうなと。
「傘」のラストでにおわせた不穏さに、更に追い討ちかけてますからね。普段はすっきりと後腐れない性格のはずのカナちゃんが思いつめる、ことここに至るまでの(文章化していない日常も含めた)過程というか蓄積を、読み手の皆さんには想像しながら読んでもらいたかったんですよね……ある意味、これに似た実体験をお持ちの方にはツライ話だったかと。
全てのエピを書くのはどだい無理なのでやりませんが、ひとつ言えるのは、女子のアレはポイント制ってことです(なんぞ)
……まぁ、原因はヘタレヒロの煮え切らない態度(というか、彼自身はあれがデフォでただの天然)だって明白なわけなんで、これは後々きっちり落し前つけていただきませんとね。
くれぐれもよろしく。(怒笑)
てか、ここまでのところで、ヒロの活躍が皆無です(笑)ヒロファンの皆さんごめんなさい。ああッ!物を投げないで!
展開的に必要な沈黙なので、どうか、どうかもう少しお待ちください……!
と、更新中はひたすら心の中で謝罪しておりました。ええ、それはもう。
そして、ここから怒涛の展開が始まるわけですよ!
と煽っておいて今日も終わり!←