私は幼少期
両親が不仲で互いに取っ組み合ったり
父親が母親や姉に手を上げることも
日常的にあった家庭に育ったので
家族が仲が良い家庭に強い憧れがありました

周りの友人の仲良し家族が
とても幸せそうに見えて
何故自分はこんな家庭に生まれたんだろうと悔やむ日々でした

そして長い間
その事に苦しみました

家族の縁とは切っても切れないようなもの

でも私がこの家を選んだ理由を
数年前スピリチュアルに目覚めた時に
知りました

ここ地球が学びの惑星であること

そして
どれほどの量の学びの経験を積むのかを
自分自身が決定して生まれたこと

私は自分自身で
相当量の学びを欲していたのだと思いました

それを知った時
不仲な両親を選んだのは私だ
という確信が持てました

そして
私を鍛え上げるために
憎まれ役をかって出てくれた両親

それを心から理解した時に
何十年も溜まっていた両親への怨みの気持ちが

スッと
水面の泡が消え去るが如く
無くなっていくのが分かりました

親とは
この世に生まれてきて
1番最初に接する大人

そして
こうであって欲しいと
正しさや誠実さを望み手本にしたい大人

それがことごとく違ったことに
落胆しながら成長してきましたが

実はそうでは無かったのです

結果的に私は親を反面教師にして生きてきたことで
得たものがとても大きいことを知りました

人を慈しむ心
人に惜しみない愛情を注ぐこと
見返りを求めず他者を助けたいと思う気持ちなど

数えたらキリがないかもしれません

もちろん
家族仲が良いご家庭に育った方も
こういった気持ちはおありでしょう

ですが私は違ったようです
これらの美しい心を
醜い争いを繰り返す両親から
それではダメなのだと
学びたかったようです

それを思うと両親に
身をもって教えてくれて
ありがとうと
素直に感謝の気持ちが生まれました

そして私にとって家族とは
魂を磨き合う仲間という認識になりました

そこに血の繋がりがあろうとなかろうと
大した問題ではありません

それを理解した今
本当の意味で
精神的に家族から解放される日が近いのだと感じています