100ルーブルより100人の友=のちの1000ルーブル? | みゆーしゃのロシア日記

みゆーしゃのロシア日記

ロシア人の旦那さんと結婚して、ロシアに移住。
ロシアでの生活についてや、ロシアの気になるニュース、ロシアでの子育て奮闘記などいろいろ書いてます。100%自己満足なブログです( ´,_ゝ`)

先日、あるロシア人の知人と話をしていた時のこと。話題はなぜ私がロシアに来たのか――から始まり、ロシアで苦労していることや日本との違い、そして日本とロシアの就職事情の話になった。

知人「日本の大卒の初任給っていくらくらいなの?」

「うーん、地域とか業種にもよるけど、東京だったら大体20万円くらいじゃないかな。」

知人「えっ、そんなにもらえるんだ?!やっぱ日本はすごいね!」

注:昨年発表されたデータによると、モスクワの平均月収は53953ルーブル(約16万2千円)と言われています。http://www.mojazarplata.ru/main/zarabotok/srednjaja-zarplata/2013

知人「ところでさ、日本でもやっぱり就職するときにはコネって重要なの?」

一般的には日本は実力主義だね。実力があればいい仕事に就けるけど、なければ就けない。入社試験と面接に受かって初めて就職できるって感じ。まあ親せきにどっかのお偉いさんがいてとかだったら、そのコネの影響は若干あるかもだけど。」

知人「そうなのね!ロシアはやっぱなんといってもコネが重要よ!たとえばよ?ある会社に新しい課が新設されるとします。で、そこの課にその分野のスペシャリストを採用する必要が出てきました。そこへ二人の就職希望者が来ます。一人はその分野でのエキスパート、もう一人はずぶの素人だけどその会社のお偉いさんの友人の息子。日本だったらどっちが受かる?」

「まあ、即戦力になるエキスパートの方でしょうね。」

知人「だよね?ところがロシアではこういった場合十中八九、二人目のずぶの素人が採用されるってわけよ。まあ 会社の利益<友人とのつながり ってとこかしら?!」

まあ・・・・・。 

 < 友情 って書けば美しく見えなくもないが・・・。なんかしっくりこない。
( ̄* ̄ )

『100ルーブルを持つより、100人の友を持て』というロシアの諺があるけど、こういう話を聞くと、この諺も 金 < 友情 っていうただの美談とは違う気がしてくる・・・。

100ルーブルの現金を持つ以上に、100人とのコネという名の友情を持っていた方が、結果的にお得になるって意味なのでは・・・・と思ってしまう私はやっぱ心がばっちいですかね?
(´Д`;)

そして友人・知人同士で助け合うのも、純粋な友情からってのも時にはあるだろうけど、大抵は違う意図があるのではないかと勘繰ってしまう。

要は目先の100ルーブルをつかむよりも、その場は友人とのつながりをとって、とりあえず恩を売っておけば、いつか自分に100ルーブル以上の価値となって返ってくる(たとえばこの知人の話で出たような、いいお給料の仕事への就職とかね)って意味なんじゃないかと・・・・。

つまり、 100ルーブルよりも100人の友=のちのちの1000ルーブル
(b^-゜) み た い な?

まあ、その持ちつ持たれつの連鎖の結果で出来あがってるのが今のロシアの社会構造だよね?とか思っちゃったり、ラジバンダリ。←あ
( p_q)

現にうちの義母なんか見てても思いますもん。この世の中人に恩売ってなんぼ!って感じなんだなぁ・・・と。実際義母も言ってますからね、「気に入らない相手でもとりあえず恩売っとけば後で役に立つ!」って。

コネなんかで飯が喰えるかっー?!って、大真面目に思っていたけど、実際コネで飯が喰っていけるのがロシア社会なのかもしれない

とか思った最近の出来事でした。


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