どんどん外国人が住みにくくなる国ロシア | みゆーしゃのロシア日記

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ロシア人の旦那さんと結婚して、ロシアに移住。
ロシアでの生活についてや、ロシアの気になるニュース、ロシアでの子育て奮闘記などいろいろ書いてます。100%自己満足なブログです( ´,_ゝ`)

木曜日、私が病院に行く必要があったので行ってきたのですが、そこで新しい事実が発覚しました。

私はロシア人の配偶者なのでロシア人と同じ健康保険証を持っています。健康保険証を持っていると、ロシアの国立病院などで基本的に無料で医療行為を受けられます。

今回もそうやって普通に受けられると思っていたのですが、受付のおばちゃんにこういわれました。「最近決まりが変わって、保険証の有無に関わらず受け付けられるのは、モスクワ在住者かそのほかの都市在住者のみ。(要は外国人は受け付けないってことですが、単刀直入には言いませんでしたね。)その他の人で受け付けられるのは、保険庁からの許可を持った人間か、あとは有料診療の場合のみです。」

寝耳に水です。本当。
ちなみに私の持ってる保険証は一般的なОМСです。

近年、外国人出稼ぎ労働者(主に旧ソ連国出身者)が溢れ、中には不法入国者も多い。それが深刻な問題と化しているロシア。そういった人間にまでロシア人と同様に無料でなんて医療行為をしてやらない!という意図で、それ故の政策なのかもしれませんが、なんか十把一絡げにされて腹立たしいです。

例えば日本ならば、外国人であっても外国人登録証を持つ人は普通に国保に入れますし、その後も日本人と同様に医療行為を受けられるわけですよね。短期滞在の場合は認められないようですが、私や旦那くんのように『配偶者』という立場で、在留許可を取得している場合は別の話です。

要は今の私の状況を端的に言うなら、外国人だけどロシア人の配偶者であり、在留許可も持っている、それに付随して保険証ももっている、でも医療は受けられない。というわけです。

じゃあそもそも私らが持ってる保険証が紙切れ同然で、何の意味も持たなくなったってことですよね・・・?

義母(医者)にその後聞いてみたら、最近やはり制度改正があって、そのほかの事案についても制度の再構築が進んでいるらしく、どこの病院も混乱しているとのこと。ちなみに現在この制度が適用されたのは、婦人科、産婦人科、結核外来などで、一般の総合病院などは従来通りだそうです。要は一番外国人が溢れる部類の医療分野ですね。結核外来は在留許可を取得するときに、診断および証明書を取得する必要があるので必須です。

でもある程度はこの流れは予想してました。これからは国立病院でも一般の無料診療と有料診療に分かれていくのでしょうね。ロシア人でもいいサービスと医療を受けたい人は、お金をだして有料診療をします。これはもう実際に前例があって、産婦人科などはもうすでにそうなっていました。

外国人にいたっては、もう無料か有料かの選択の余地はなく、有料で我慢するしかないのでしょう。有料ということは保険が効かないってことです。要は自己負担100%。正直ばかばかしいですよね。ロシアのお粗末な医療を高額な費用をかけて受診するとか。

ロシアの政策は、『外国人歓迎!※但し金持ちのみ』といってるようにしか見えません。

この流れを受けて、きっと既存の私立病院もさらに診察料を値上げするでしょうね。だって国立病院でだって相当なお金をとるのに、それよりも上を謳う私立病院が国立病院よりも安い診療をするなんて、考えられないですもの。

何か病気になったら、もうソッコーで日本に帰国するしかないな・・・と思った日でした。

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