2019年WAW!「女性が輝く社会づくり」に参加して
今年も引き続き、WAW!に参加させていただきました。今回もまた、目から鱗、そして毛穴が沸々と開くような感動と感銘を受けました。流れに沿って、感じたことを綴ります。まず第一部は、「海外で働き活躍する日本女性」ということで、スモールフォレスト代表の敦子氏のお話。一度ディナーをご一緒させてもらった時も、素朴で、いわゆる「Down to Earth」な雰囲気がとても印象的でしたが、今回のお話も敦子氏らしさが醸し出されていたと思います。素敵なUpper Hunterのワイナリーの写真をバックに、ご自分の経歴を淡々と語られた敦子氏。酒造業界一筋の敦子氏は、「女性だから」とハンディを感じられたことはあまりなく、とにかく「美味しいお酒を造りたい」一心で、キャリアを積まれてきたとか。「初の女性○○」と言われることに逆に抵抗を感じ、「やりたいことを一生懸命やる」ことに、女性も男性も関係ないのでは?とおっしゃる敦子氏。私も現在の職場では、お陰様で男女の格差は感じませんが、プライベートで夫との役割分担や、社会における女性の地位、みたいなことを絶えず気にしている私は、まだまだ低俗なのだな、、と実感しました。お話を伺っている最中、「採用の際、履歴書を見る時にあえて名前を隠して(性別が分からなくし)、経歴を比較する」と、国際女性の日のイベントで語っていた、前職のあるマネージャーの話を思い出しました。敦子氏の「性別は関係ない」という言葉に、フラッシュバックしたようです。第二部は、パネルディスカッション。パネリストは:JNTO Sydney Exective Director 若林香名氏HITACHI Australia Pty Ltd Managing Director 馬島知恵氏CISRO Global Partnership Advisor 若松祐子氏Austrade Advisor - International Health, Trade and Investment 佐々木リカ氏Sumitomo Australia Pty Ltd Managing Director 齊田氏がモデレーターされる中、それぞれ自己紹介とMy Storyを語られました。まず香名氏のお話で感銘を受けたのは、旦那様が育休を取られ、ご家族で渡豪されてきた、ということ。出世コースから外れてしまうのでは、という正直な不安も抱かれつつ、育休を決断された旦那様には、新しい家族の在り方パイオニアとして脱帽です。また、「大黒柱としての責任」を全うされている香名氏も、プレッシャーがない訳ではない、しかし旦那様のサポートがあるから今の自分がある、と言われた時、私も男女共同参画の考え方を支持してくれている夫の顔が浮かびました。パートナーと二人三脚、なんて古風な表現ですが、お互いの理解と協力があってこそ、ワーク&ライフもバランスを保つことができるのですよね。次に知恵氏は、営業25年のキャリアの後、現職に就かれたそうです。当初は営業職は男性中心、女性で営業職はまさしく背水の陣だったのでは、と察します。しかし喜ばしいことに、現在では女性が総合職・営業職に就く割合も増えてきたそうです。とても素敵!だった一コマは、大卒新人教育について質問を受けた知恵氏が、「昨今の男性新人は弱くなっている傾向で、人事がどのように男性の能力を引き出し、引っ張っていくかが課題」と切り返された瞬間でした。祐子氏のお話では、子育ても楽しみたかったので、パートタイムという働き方を選択し、目印を定めて低空飛行を続けて来られた、とのこと。目標に対して意志発信することで、ご自分のモチベーションを絶えず保ち、ご自分の専門性を磨きながら、ステップアップされてきた祐子氏。そうか、祐子氏もLearning curveを上って来られたのか。’いつも女子会でお会いする祐子氏は、立派なお仕事をお持ちで、雲の上の方のように感じていましたが、雲の晴れ間からご自分の経緯を見せて下さり、少し親近感を感じた私がいたのでした。リカ氏は、オーストラリアのLocalで働かれていることもあり、女性の多い職場で、女性であることをあまり意識せず、上司にも恵まれたとのこと。オーストラリアは文化の違いや人種の違いが当たり前の環境で、男女の違いもまた当たり前、ただそれに優劣はなく、能力がある者に平等のチャンスが与えられている、と言われるリカ氏に、何度も頷かされました。そして、New South Wales UniversityのKazue氏から、日本の意識調査に関する統計が発表されました。夫が働き、妻が家庭を支える、という古代の考え方から、少しずつですが日本人の意識は変わって来ているのかな、という印象でしたが、まだまだ女性の管理職は少ない、日本人男性も家事に参加していないと認識しているなど、進展の余地は十分にあるようです。「夫がフルタイム、妻がパートタイム+家事」から「夫がフルタイム、妻がフルタイム+家事」という実態を発表された瞬間、私の目から鱗が落ちました。私がまさしく後者で、オーストラリア人の夫を持ってしても、「家事を夫に手伝ってもらう」、「お皿を洗って、掃除機をかけて、と夫に頼む」のが常であり、家事は私の仕事であり、夫は私の家事アシスタントなのです。・・・これは日本はもちろん、オーストラリアでも発展中の「仕事と家庭の役割意識」で、私たちはまだその渦中にいるのでしょう。私の子供たちが大人になる未来には、その意識がもっと多様化し、一方だけが家事を負担に感じることのない世の中になっていることを願いつつ、、、自分が植えた種を、日々地道に育てているところです。今回WAW‼で話し合われた内容が、私の愛する日本へも伝聞され、大きな動きと小さな発見を繰り返しながら、日本の次世代へ紡がれていくことを信じて、私も草の根レベルで、この感動を伝えていきたいと思います。