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2022年4月に急性リンパ性白血病の告知を

受けました。

寛解導入療法で寛解、地固め療法5コース

現在3コース目の治療に挑んでいます。

夫・小中学生の娘2人、

家族みんな前向きに過ごす日々を

綴っています。

 

 

 

筋力はあっという間に落ちる。

 

 

4月下旬、初めて入院した頃の話。

入院から約1週間後に

抗がん剤投与が始まる。

それまではステロイドの内服のみ。

体調は良く元気だったが

今のように病棟内を歩くという意識が

全くなく、

ずっとベッドの上で過ごしていた。

 

すると1週間もしないうちに

足は瘦せ細り、鶏がらみたいに。

動かなければ、

こんなにもあっという間に

筋力はなくってしまうのだと実感した。

 

この時の治療は「寛解導入療法」。

複数の抗がん剤を使用して

体の中にたくさんある白血病細胞を

一気に叩く、強い化学療法。

抗がん剤投与が始まってからは

吐き気や倦怠感、便秘などの副作用があり

今までで1番しんどい治療期間だった。

 

しばらくして看護師さんに

「なるべく歩いてね~」と

言われるようになるが、

そんな気は全く起こらず。

歩いている人を見かけても、

私とは違って

治療が進んで元気な人でしょうとか、

病棟内を歩いたくらいで

何か意味があるのだろうかと

歩くことに対して後ろ向きで、

この入院期間の約1か月と1週間、

ほぼベッド上の生活だった。

 

だから一時退院した時は

普通に歩くことができず、

ゆっくりゆっくり

こけないように慎重に。

特に怖かったのは、階段。

病院で階段を使うことはなかったので、

久々の自宅の階段は1段ずつ恐る恐る、

家族に後ろから支えてもらって。

ヨボヨボのおばあちゃんのような足に

なっていた。

 

しかし回復もそう遅くはないもので、

キッチンに長く立ってお料理をしていたり

家事のために動き回っていたら、

1週間後の入院時には

鶏がら足を脱して

元の足に近いくらいに戻っていた。

(体重3キロも増えたし?!)

 

 

その後2回目、3回目の入院は

初回の入院ほど

治療中のしんどさはないものの

さほど歩くことへの意欲もわかず、

同じようなベッド上生活を送る。

いずれも約3週間の入院で、

短かったのもあり

初回ほど鶏がらにならずに済んだが、

やはりある程度は瘦せる。

そうなると退院中に家事をしていても

足がものすごく疲れ、

毎晩湿布を貼る始末。

 

 

そして迎えた4回目、現在の入院。

全6回、折り返し地点を曲がり、

ゴールを意識し始め(まだ早い??)

ようやく気づいたのだ。

 

歩くことの大切さに。

 

筋力、体力の維持。

 

看護師さんの

「なるべく歩いてね~」を思い出し、

暇さえあれば(大体暇)

こまめに歩くことにした。

 

もちろん体調の良い日に限るが、

幸い今回の入院中は未だ熱も出ず

ほぼ毎日お散歩することができている。

1日3000歩を目標に、

多い日は5000歩以上歩く。

看護師さんには

「この病棟内でそんなに歩ける?!」

と驚かれたが、

こまめに少しずつ歩けば可能だ。

 

おかげさまで、

今回の入院は初回よりもすでに長いが、

鶏がら足にならずに済んでいる。

足取りも軽い。

走れないが、小走り程度ならできる。

ただ、まだ元のように力は入らない。

こけた時に踏ん張ることができるかは

微妙なところだ。

 

そう思うと、

同じ急性リンパ性白血病を患って復活された

競泳の池江璃花子選手の

入院中、入院後の努力は計り知れない。

元々の体力、筋力、年齢、

違うことばかりだけど、

白血病患者にとって

池江璃花子選手は希望の星なのだ。

 

 

 

 

今思えば、寛解導入療法時の

ひどい便秘は

運動不足もあったかもしれない。

オンコビンによる強烈な副作用と

身構えていたが、

今回は入院時からよく歩いているので

オンコビンの投与はあったけれども

便秘にはなっていない。

 

 

今日もこまめに病棟散歩、行ってこよーっと。

 

 

 

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