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2022年4月に急性リンパ性白血病の告知を
受けました。
寛解導入療法で寛解、地固め療法5コース中
現在3コース目の治療に挑んでいます。
夫・小中学生の娘2人、
家族みんな前向きに過ごす日々です。
白血病と告げられて
初めて治療についての説明を受けていた時、
不妊の話が出た。
抗がん剤の使用により、
不妊になる可能性がある。
既婚の場合は受精卵を、
未婚の場合は未受精卵を凍結保存することが
技術的には可能だけど、
病状や治療の進行との関係で
卵子採取は非常に難しいのが現状。
さらに、未受精卵の凍結保存は
現時点では臨床研究という段階。
それ以上詳しい説明は聞かなかった。
なぜならその時の私は、
治療を今すぐにでも始めるべき病状だった。
タイミングを待って、
治療を伸ばすのは得策ではない。
「お子さんは考えていらっしゃいますか」
と問われ、
夫と顔を見合わせた。
私の答えは99%決まっていたが、
何か考えている様子の夫。
「もし将来子どもが病気になった時、
きょうだいが多い方が、
ドナーになれる確率が上がると思って」
ん?
えっ?!そんなことを考えていたのか!
初めてのことだらけで、
かなり動揺していたらしい。
思わず先生に、
「白血病って遺伝するのですか?」
とたずねる私。
「遺伝はしません」
と先生。大きく安堵。
43歳、娘2人。
小学生と中学生になり、
精神的な難しさが出てきたお年頃ではあるが、
体力的なドタバタ子育ては落ち着いたところ。
これから出産してゼロから子育ては、
ない。
(しかも私、病気)
これ以上の宝物はもういらない。
夫の一瞬の迷いも吹き去り、
2人一致で凍結保存はなしと決断した。
白血病に限らず、
抗がん剤治療をする若い女性患者さんは
この決断にどれほど悩み、
どれほど苦しむのだろう。
抗がん剤により正常な細胞も攻撃され、
長期的に見ると
もとの病気とは別の2次発がんの
可能性もある。
それでも、
まずは今直面しているがん細胞と
戦わなくてはならない。
自分が生きるために。