日本に帰って行きたい食べ物屋さんは？と聞かれたら、私は「焼き鳥屋さん」と「ケーキ屋さん」を挙げます。
イタリアンドルチェを扱うPasticceria パスティッチェリアというケーキ屋さんは数あれど、そこには日本のようなショートケーキ、またはその類いのケーキは見当たらず…。
日本のケーキはスポンジと生クリーム主体で甘さ控え目。また本場さながらのフランス菓子もありますよね。私はバター、ムースベースのフランス菓子が好き。
イタリアンドルチェは、Pasticcini パスティッチー二と呼ばれる一口サイズのお菓子と家庭的なタルトがメインのような気がします。
食感は日本＝フワッと、イタリア＝ザクッと、という印象。
もちろんイタリアンドルチェも悪くないのですが、イタリアでは、日本食のようにお料理にお砂糖を使わないためか、ドルチェはすごく甘いものが多いです。
なんか美味しいパスティッチェリアはないかな～とネットサーフィンしていた所、気になるお店を発見。
「Martesana マルテサーナ」
というパスティッチェリアです。
2013年のワールドチョコレートマスターズで優勝した経験を持つパティシェがいるそうです。
訪れてみた所、モダンで広い店内には喫茶コーナーもあり、賑わっていました。
そして、こんなタルト以外のケーキ発見！
早速喫茶コーナーで食べて見ました。
私がチョイスしたのはチョコレートムース。舌触りもなめらかで美味しかったです。
主人と娘のチョイスしたケーキは、イチゴやクリームベースのムースだったのですが…
凍ってました！
え、アイスケーキ⁈元々こんな食べ物⁉︎と思いましたが、やっぱりなんか違う…。
イタリア語カタコトの日本人だから？バカンス明けだから？「これでえっかー」とつくりだめを出されたのか…？
謎。
ちょっと残念でした。
気を取り直し、一口サイズのお菓子・パスティッチー二をテイクアウト。
こちらのほうが満足度が高かったです。
訪れていた人は、断然、パスティッチー二を選んでいる人が多いようでした。
これらプラス エスプレッソ2杯の合計が、20ユーロちょいでした。日本にくらべて安ーい！
マルテサーナ、興味深くて素敵なお店であることは確か。今度はパスティッチー二とチョコレートメインで選んでみましょうか。
日本のケーキ屋に思いを馳せつつ、イタリアンドルチェも開拓したいなと思った、８月最後の日曜日でした。