ホントは違うのだろうけど、なんてPOPなノリで困難を乗越えてきたんだろう!?と感じさせてくれる人と出会うときがある。ひとつの大山を越えて、それを自分のものにしてきた人は、どこか人として、そこはかとない色っぽさを感じさせてくれる。

湿った感じがなくてさらさらしていて。それは苦労をしてきた人と呼ぶよりも、困難を乗越えてきた人という表現のほうがぴったりくる感じ。

きっと、その人がそこにいたるまでには、険しい壁にぶちあたったり、めいっぱいどろどろした川を渡らなければいけないときもあったのでしょう。人を傷つけたり傷つけられたり。

そんなことをたくさん繰り返しながら、ようやく頂上に到達するとき。ふわっと吹いてきた風が、いつも身にまとわりついていたじっとりした空気を飛ばしてくれる。そしてそれは大山を下山する間中吹いてくれる。その風はきっとひたすらやさしいのです。

だから、きっちりと困難を乗越えてきた人にはさらっとした色気があるんだろうと思う。

そしてそういう色気はなぜかオトコの方が様になる。

オトコっていいなあって、わたしが勝手に思うこと。