日曜日、子供たちは朝から旦那と雪遊びに出かけた。

片道車で2時間。
着いていくのは無理と諦め、ぶらりと旅に出てみた。
電車で20分。

たいした旅では無いが、いつもと違う景色。
それだけで充分だった。

開放的な空間に浸りながら、ふと頭に悪魔が現れた。
行き交う車・すれ違う人達。
何人の人が私の存在に気付いているのだろうか…

きっと私がここに居なくても変わりない風景なのだろう…と。。。

そんな不安も1人では危ないと来てくれた友人によって、振り払われたのだか(笑)

休憩を何度も取りながら、たった5時間の旅を楽しんできたが、一度現れた悪魔はなかなか消えてはくれなかった。

仕事も出来ない、子供の世話もちゃんと出来ない、医療費だけいっぱい使い、貯金を使い果たすだけの存在。
自分の存在価値がないように思え、次の日には身動きが取れなくなっていた。


私は友人に「自分の存在はみんなの迷惑になる」と愚痴をこぼした。
その友人の答えは私の予想とはかなり違っていた。否定でもなく、叱咤でもなかった。

「迷惑かどうかはあなたが決めることではない。相手が決めることだから」


確かにそうだ。
人は1人では生きられないのはそのためなのかも知れない。
誰か1人でも自分の存在を必要とするのなら、生きなければいけないのだ。

例え何があっても前を向いて生きる事だけは捨ててはいけないと教えられた気がした。

この先、生活は大きく変わるだろう。
けれど、生きる事だけは諦めずにいこうと思う。