五感を呼び覚ます、〈セルジュ・ルタンス〉日本初旗艦店が銀座に誕生した。
カラーマーケティングは、五感への影響を戦略的に行うが、この店舗分析をすると、深遠な深みから高級感・信頼性やミステリアスなイメージを感じさせるビジュアルデザインにまとめられている。


●インテリア色彩は、中心的な商品を埋没させることのない、無彩色を中心に採用されている。
●形態(一般にデザインという言い方がわかりやすいか)は、壁や什器の心地よい変化の構成をすることで、動きを持たせドキドキ感がある。
●天井の照明は、間接照明にして、店内全体に影響を与えないが心地よいアクセントになる、青紫色の色光で、壁の部分的な白色の色光で、暗くなり過ぎない変化と深遠さを感じさせている。
●壁や床に重厚さを与えるが、天井が明るい色(グレー)を与えることで、非日常感を感じさせながら安定感を与えている。

 

●この時代にあって、ブランドを大切に、顧客選定もしっかりしているようだ。つまり、凛とした、内省し心身ともに高みを目指す女性をイメージさせる。だから、誰でもが使っていいものではないよとでも言っているかのような敷居の高さがある。憧れの存在ということか。