晩秋から初冬の頃には
とりわけ訪れたくなる瑞応寺。
この日は風に紅葉が舞う美しい日でした。
いつもは雲水(曹洞宗の修行僧)さんたちの読経の声が
山門の外まで朗々と響いているけれど、とても静かで。
境内に入ると、「坐禅中」と書かれた札が立っていました。
日々、研鑽を積まれている方々がいらっしゃるところは
独特の研ぎ澄まされた深みが辺りを包容し、
こちらの佇まいまで、自ずと正されるような優しさがあるような気がします。
数年前の大風以来、株のみになっている桜の古樹。
私の大好きな樹で、これまで長らくパソコンの待ち受け画面にしている樹です。
そんな樹が、その全貌を失ってしまった時は寂しかったですが、
それでも、何にも変わらないんですよね。
おそらく大樹は、姿かたちがどうとか何も意に介していないし、
仮に全て無になったとしても、それでもやはり、何も変わらないのでしょう。
理屈ではない不変の何かを、いつも示してくれるパワフルな存在です。
境内の奥は、一面の黄色い絨毯。
四季があること。
それを感じられること。
本当に幸せです。
12月に入りましたね!
2023年を振り返りつつ、同時に新しくやって来る年に思いを馳せつつ、
気持ちが行ったり来たりするこの時期が、とても好きです。
少しずつ、断捨離や掃除も。
一気に大がかりにはとても出来なくなり、
気が付いたところからちょこちょこしながら、
ある程度したら、今日はおしまいと終わらせています。
師走だからと走らなくても、
ゆっくりゆるゆるでもいいかな。
いいお詣りでした(^-^)