先日、とても久しぶりに瑞応寺へ。
いつ訪れても清浄で、凛として美しい境内ですが、
今は紅葉が綺麗なときで、一際美しく...
山門をくぐる前から、本堂から読経の声が滔々と聴こえてきて、
一歩歩みを進めるたびに、心洗われました。
仏門に入られ、おそらく日々の生活のあらゆる時間を
仏道と共に生きていらっしゃる方々から発せられるものには
独特の崇高さが漂い、
こちらの佇まいもまた、自然に正されるような気持ちになります。
ずっと身を置いていたくなるような空間です。
勤行中で本堂は閉め切られていましたので、
この日は外から手を合わさせて頂き、
さらに本堂から奥に進んだところにある、大銀杏の樹を見に行きました。
大銀杏の樹も色づいていて、とても綺麗で...
秋から冬にかけてのこの季節が、私はとても好きです。
変な表現だけれど、呼吸するのが楽しくなります。
要するに、生きている醍醐味、幸せを感じやすくなるということなのでしょうね。
後、1か月余りで新しい年もやって来て...
季節も巡り、時も巡り、
目に映る様々も刻々と巡っています。
その巡りを一波一波搔きわけるように進んでいる自分と
そんな自分を俯瞰して見ている自分と。
見ている自分と見られている自分のその両方(の反応)で、
この世界は形作られているのでしょうか。
人生は摩訶不思議で、どこまでもその魅力は尽きません。
美しさに触れて、生きていることを実感できることは喜びです。
そんな喜びを重ねるように生きていけたら、幸せです。