ソラマメが美味しい季節になり、早速何度か塩茹でにして食べています(^-^)

ソラマメは、このシンプルな食べ方が一番好きなんですよね。

 

 

 

 

子どもの頃は大の苦手で、

給食に出たりすると、もれなく昼休みに教室で

お残り組で食べていましたが^^;

(昭和あるあるでしょうか^^;)

 

ある時、当時自己分析に添ってくださっていたカウンセラーさんが

ソラマメを茹でて待ってくださっていたことがありました。

「初物だから、一緒に頂こうと思ってね。」といつもの優しい口調で

一生懸命、塩加減を調整されている姿を今でもはっきり覚えています。

(35,6歳の頃だったと思うから、何年前?

最近、過去を語ると驚くほど年月が経っているので

空恐ろしいです...)

 

給食以来、食べるという選択肢もなかったので一瞬躊躇いましたが、

一口頂くと、それはそれは美味しくて感動しました。

それ以来、ソラマメは大好きになりました。

 

おそらく、私はソラマメを通して

とても大切なものを頂いたのだと思います。

そのカウンセラーさんは、私の母親に年が近いカウンセラーさんなのですが、

おそらく私にとって長く、代理母のような存在で、

私はその方から欲しいものを頂いてきたし、今も頂いているのでしょうね..。

 

私の母は飲食店の経営もしていたのに、なぜか自宅では料理はしなくて、

(「なぜか」ではなく、「だから」料理しなかったのかもしれませんが)

料理担当はずっと父親だったり、私だったり。

母親の何気ない手料理を食べるというのは、私の憧れだったのかもしれません。

「何気ない」に秘められているものの大きさは、はかりしれないことを思います。

 

台所に立つカウンセラーさんの姿に、母を重ね、思いが成就したのかもしれません。

今思い出しても、目に浮かぶのは心温かくなる光景です。

本来なら、それはカウンセリングの場に混同されるものではないのかもしれないけれど、どういう形であれ、心に深く沁みるような体験は、それ自体に力があり、

身にも心にも滋養になることを深く感じた体験です。

理屈ではないものがあるのでしょうね...

 

ソラマメを食べると、いつもあの時の

「美味しい!」と感じた瞬間の感動が蘇ります。

愛はそこここに溢れています。