<ヨーガ・ニドラー ~至福に満ちたリラクゼーション~>
                  スワミ・サッテャーナンダ

多くの人々は、緊張から解放されることなく眠る
これがニドラーと呼ばれる
ニドラーは、ともかくも眠りを意味する
しかしヨーガ・ニドラーは悩みを振り払った後の眠りを意味し
それは至福と高度な性質に満ちている


気づきが心の波から分離し識別され

目覚め、夢、熟睡が雲のように通過し

しかしなおアートマ(自己)の気づきがそこに留まる

これが完全なリラクゼーションの体験だ

 (中略)

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タントラ(古いインドのテキスト)に由来するヨーガ・ニドラーは、意識的なくつろぎを学ぶ効果的な技法です。
ヨーガ・ニドラーでは普通の眠りはリラグゼ-ションとはみなされません。
人々は楽な椅子に身を沈めコーヒーやお酒を飲んだりたばこを吸ったり、テレビを見る時にリラックスしていると感じます。
しかし、これらは科学的に見るとリラグゼーションとは言えないものです。
これらは単なる気晴らしです。
真のリラグゼーションは実際これらを遥かに超えたものです。
なぜなら完全なリラグゼーションは、気づきを保持しなければならないのです。
これがヨーガ・ニドラーであり、それは活力に満ちた眠りの状態なのです。
ヨーガ・ニドラーは肉体、心理、感情全体に、リラグゼーションをもたらす体系的方法です。
ヨーガ・ニドラーという言葉は二つのサンスクリット語に由来し、ヨーガは結合または一点への気づき、ニドラは眠りを意味します。
ヨーガ・ニドラーの実践中、実習者は眠っているように見えますが、意識は気づきの深域で機能しています。
この理由から、ヨーガ・ニドラーはしばしばサイキックな眠り、または内的気づきを伴う深いリラクゼーションと言われます。
この眠りと目覚めの間の中間状態の中で、潜在意識と無意識の領域の接合が自然に生じます。
ヨーガ・ニドラーでは、そのリラクゼーションは外界体験から離れて内側にその向きを変えることにより達成されます。
もし意識が外界への気づきと眠りから隔離されるならば、非常に強力になり、例えば記憶の発展、知識と創造性の増大、個人の性質の変容など、多方面での応用が可能になります。

(以下、略)


--- 翻訳・抱一 ---

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上記は、ヨーガ・スートラの創始者スワミ・サッテャーナンダが
1968年に講義をされた内容本のイントロダクション。


翻訳されたのは、私がここのところ定期的にヨーガ・ニドラーの講座を受けている抱一さん!

抱一さんは長年に渡り、年に数ヶ月単位でインドのビハール・スクール・オブ・ヨガで学んで来られた方。
今は沙羅舎 にてハタヨーガ、瞑想、ヨーガ・スートラを学ぶクラスなどの
ヨーガ塾 』を主宰されています。

私が20代の頃お世話になっていた先生です。
また昨年より、ご縁があり、瞑想クラス、ヨーガ・ニドラーと受講させてもらっています。

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初心に戻り、改めてヨーガの奥深さを感じているこの頃です。

ヨーガ・ニドラーは、ヨーガをやっててもご存知ない方もいらっしゃいますよね。
知っていたとしても、生理学的にちゃんと組み立てられた素晴らしい技法なのだということを
理解してる方は少ないかもしれません。

その素晴らしさを少しでもわかってもらいたくて、

抱一さんの承諾を得て一部掲載させていただきました。



このヨーガ・ニドラーを
7月13日(江ノ島でのイベント
 『 ワクワクセラピー Sai ~Kai にて、やらせていただきます。

サンセットヨガニドラ&クリスタルボウル


詳細は、告知してくれた クリスタリストreeさんのブログをどうぞ⇒ 

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