最近はリッキー・マーティンが
マイブームで
The Cup of Life
が気分に一番ハマる。
熱くて規則正しいリズムで少し切ない曲調
それが私の望む音楽だ。
【Do you really want it?】
と(歌詞に)聞かれる度に
心の中で力強く頷く私。
そうだ、私は自分で自分を認められる程
仕事が出来るようになりたいのだ
日本で一番自己中な私は
自分軸がゆえに、その想いの切なさに
涙が出てくる心地ぞする(係り結び)
さて、昨日は実家へ行った。
母と昔話をする。
父が地方の支店勤務だった頃の住まいは
会社の家族寮だった
住民は当然、同じ会社に務める男性の
奥さんや子供だったわけで
避けて通れないコミュニティだった。
(私の妹の)まゆみは
同じ寮の可愛いちゃんにいじめられていて
でも、その母親の美田さんは寮のみんなから
爪弾きにされてたのよ
へー、知らなかった。
妹がいじめられてたっていっても
別に深刻ないじめではないだろう
一緒に遊んでもキツく当たられた
とか、「あーそーぼー」「いーやーよー」
と言われた
とか、そのくらいだと思う。
多分よくある話。
でも、美田さんが主婦仲間から無視されていた
というのはきっと深刻だ。
だって、旦那さんの務める会社の
奥さん同士だよ?
表面上だけでも仲良くしないわけに
いかないじゃない。
母はある時、美田さんに言ったそうだ
「大変ね、大丈夫?」
すると美田さんは
「ううん、わかってるの
私は綺麗だしスタイルもいいから
きっとみんな嫉妬してるんだと思うわ
大学時代から私、そうだったから」
と答えたという。
こりゃダメだわ、これじゃみんなに
嫌われて当然よ
というのが母の弁。
でも、私には美田さんの気持ちも
なんとなくわかる気がする。
だって母は私とそっくりな顔立ちだ。
平凡なブサイク、平凡な低身長、
だけどTPOに沿った服装
奇抜じゃないけど
流行を取り入れたわけでもない服を着た
どこからどう見てもフツーのオバサン
で、母は善良な市民ゆえに
心からの思い遣りで「辛いわね、大丈夫?」
みたいに言ったのだろう。
美しさが自慢の美田さんにしてみたら
なんで貴方から上から目線で言われなきゃ
ならないの?
といったところか
美田さんの容姿は全く覚えてないが
なんだか想像が付く。
母は本当に善良な人で
例えば芸能人をテレビで見ても
個性をちょっと変わった人、
頭のネジがどうのこうの、
恋多き女🟰だらしがない人
と言う。
私はどうしてあの両親に育てられて
そう思うのか知らないが、
あるいは反動なのか
恋多き女は美徳だと思って生きている
可愛いは正義だ
美人に言われたのなら仕方ない
本気でそう思っている。
とは、もちろん母には言わず
「へー、いろんな人がいたんだね
美田さんは覚えてないけど、可愛いちゃんは
なんか感じが悪い子だったよね」
と答えた。
美田さんだっていつまでも
30代エリート会社員の妻
でいられないのだし
お元気なら母くらいの、
高齢者といわれる歳だろう
その後どんな日々だったのか、ちょっとだけ
興味がある。
でも可愛いちゃんのあの睨むような目を
思い出す限り、
仲良くしようとは思わないけど
全く関係ないけど
昨日の七夕に強く願ったのは
【私が夫よりも先に死ねますように】
である。
まあそこには、色々な条件が付随するわけですけれども(・∀・)