パートの職場での話がふんだんに出てくる

ブログを読んでいると

共感できる部分はあるのに

核の部分が私と同じ人はいない

なんでだろう?


職場の人間関係での

パートあるある

嫌な同僚がいる

変な上司がいる

女同士のいざこざに巻き込まれたくない

誰さんと誰さんが仲がいいのは

良いけれど、

変に派閥を組むからややこしい


これが共感できる部分。

こういうのは私の前職にもあった

わかるわかると思いながら読む


ところが、

パートなんだけど正社員じゃないんだけど

ここで天下取りたいのだ 

とか

昨日の自分を超えてゆくのだ

という熱さを書いたブログはない


不思議だな


天下取るったって

何も親分になりたいんじゃない

仕切って威張りたいのでもない。

仕事の話だ。

私と仕事の蜜月の話だ


私が注いだ情熱の分だけ

仕事が私に愛を返して欲しい

そうなるように頑張るから、

足りない所はどこなのか

足りない物は何なのか

把握出来る私でいたい。



ある日、

千本が言った。

「明日はちょっと大変な日だから

みゆきさんは完璧ちゃんの補佐に入って。

そのペアで頼むよ」

普段は私と新人の新田君とで

ペアを組んでいる。

確かに明日の案件をこなすのは

私と新田君じゃキツいだろうな

と、私も納得した。


だけど千本という人は

思い込みが激しいというか

閃きに確固たる自信を持っている

というか

斬新なようでいて意外と保守的だ。


要は一度決めたら

覆すのが難しい。


私はタイムカードを押して

着替えてから

千本の元に走っていった

「あのっ、明日の役割分担に異議を唱える

つもりはありません。

でも私、明日の案件もこなせるようになりたい

と思っていつも努力しています

それだけ分かってください」


千本はものすごく驚いた顔をして

「俺はみゆきさんは、ちゃんとできてると

思ってるよ。この中でもできる方だって

思ってるんだから。ね、ほら、アイツより」

と言って

いつもダメ出しをされてる人の名前を言った


そういうことじゃないんだけどな

褒めてほしいんじゃない

認めてほしいんでもない

ましてや、

他の人をけなして欲しいわけじゃない。


貴方の評価はどうでもいい

だけど、ポジションを決めるのが

貴方なら、そりゃ評価されなくちゃ

何も始まらない

そんな事をまさか言える訳もないので

仕方なくそのままお礼を言って

引き下がった


次の日になって

「いやあ、昨日はびっくりしたけど

みゆきさんのやる気はよくわかったよ」

と言った。

うーん、80点

本音を言えば私の能力を分析して

【貴女は暗算は得意だけど

方程式を覚えてないでしょ?

それがマイナス

それから図形は得意なのに

応用がイマイチだよね】

みたいな見解を述べ

私をメインではなく補佐にした

理由を教えて欲しかった。

いや、違うか。

完璧ちゃんと比べたら、

私が劣っているのは一目瞭然だから、

こう言い換える。

私がメインになるのに

足りないパーツを教えて欲しかった。



だけど、何を言われたところで

じゃあ直します

って直せるもんでもなし、

無い能力は芽生えてくるわけでもない

んだから

聞いたところで同じだけど。



さて、今日聞いたのだが

なんでも完璧ちゃんの知り合いの男性が

入社することになったらしい。


ポジションを決めるにあたって

今のみゆきさんのポジションを

彼に任せるらしいですよ

と、完璧ちゃんが言った。

「ポジションを固定したいんですよね

だからその男性をいつもそこに

するといいかなあと思って」

と、自分が所長かのように言う


「固定したいったって、私のポジションは

ちっとも固定してくれないじゃないですか」

と言い返したら

完璧ちゃんは私に言われても困る

と言った。

「いつもの所以外やりたくない

って、社員に言えば

いいんじゃないですかあ?」

と、イヤミのように呆れ顔で言う。


それならば、と

私は社員の元に飛んでゆき

心情を訴えた。

気持ちは非常にわかってもらえて

千本さんもみゆきさんのやる気を

とても認めていた、と言う。

結果、

一応私の希望が通りそうだけど

まだまだどうなる事やら



パートなんだから

というか、仕事ならどんな雇用形態だろうが

与えられた役をするのは

当然である。

それは分かってる。

でも私の身体的能力を加味すると

本当に今のポジションしか

こなせないのだ。

体力的に優しい所。


でも今度来る完璧ちゃんの知り合いの男性に

初めだから

体力を余り消耗しない

ポジションにしましょう

とかいって

私と交代してしまうと

私はまた補佐役になってしまう


それなら新人を中級コースの補佐に

入れて、いずれはそこのメイン選手に

したっていいじゃない?

私は中級のメインにはなれないんだから

重くて。届かなくて。

新しい人は若い男性なんだから

届くでしょう?持てるでしょう?

というのが

私の言い分だ。


普通に生きてると

なぜか戦う羽目になるのは

どうしてだろう?


最近はあんなにニコニコしていた

日勤の外国人女性達も

私に話しかけなくなってきた。


それ自体はそんなに気にならないんだけどさ

やっぱりどこかズレてるんだろうねえ…