先週(もう先々週になるだろうけど体感的に)

は色々嫌な事があった。


電車で座ろうとした席に

おっさんが座ろうとして

一瞬私の方が早く座ってしまった。

おっさんは私にぶつかってきて

「チッ」と言い、素早く対面の席に座った。


仕事でやった事のない作業を任されて

例によってなかなかコツが掴めず

遅くて周りにイライラされた。


なんとなく、

不運と呼ぶのは違うけど

楽しい日々とは違った。


さて今週

(先週になるんだけど、私(月)休みだから体感的には今週ね、しつこくてごめんなさいね)

は、なんとなくリベンジ週。


職場に新しい派遣バイトの子が入り

私が教えていた。

千本が「どう?もう完璧?」

と聞いたので

「大丈夫だと思いますよ」

と答えると

ふざけた調子で

「じゃあその子が間違ったら

お前が責任を負えるんだな?」

と聞いてきた。


その瞬間、バイトの子がふっとくだけた

様子になった。


お前?今私をお前って言った???

ムッとする私。


次にその子に裏技を教えていたら

千本が

「おいおい、大丈夫か?

なんか教える方が手間取ってる感じ?」

と、またふざけた様子で言ってきたので

私はキレた。


「は?違いますけど?

そういう言い方しないでもらえます?

次回から私が困るでしょーが!!」

千本が私をからかうのは

別に嫌じゃないけど

バイトの子に私がナメられるのは

絶対に嫌だ。


千本はほんとに焦った顔をして

「ごめん、ごめん!!悪かったごめん」

と謝り

「え?え?怒ってんの?」

と聞いてきたので

無言で睨み返してやった。


ちょっとビビった様子のバイトの子。

何事もなかったように

私は説明を続けた。

よしよし、これでよし。



(日)の朝は夫が迎えに来てくれて

帰宅して私は寝た。

夫は両親の部屋の不用品を

処分したり模様替えをしてあげたり

朝から精力的に働いていた。

15時頃、疲れたからちょっと寝る

と、私の隣で寝始めた。

私もそろそろ起きなきゃ

と思いつつ、そのまま寝てしまった。


ふと気がつくと19時である。

夫は隣でまだ寝ている。

私は慌ててお風呂に入り

支度ができた頃、

夫と飲みに出かけられるかな?

という期待に溢れていたのに

一向に目覚める様子がない。


しつこいが、私の休みは(日)(月)である。

夫は(日)と(水)が休みで

夜勤だけど早朝勤務もある。

だから今の時間からじゃもう、

出歩くことなんてしないだろう


私は悲しくなってしまった。

ああ、夫との時間を楽しみに1週間頑張って

働いたのに。

こんなすれ違いじゃ、

土曜勤務なんて引き受けなきゃ良かった

元のまま、土日祝休みのままに

しておけばよかった。

グズグズといじけそうになる。


寝室のドアを開けると夫が寝返りをうって

伸びをした。

「なんか損した気分。休み無駄にした」

ブーブー愚痴ると

「今から行けばいいじゃん」

とにこやかに言う。

「え?いいの?もうお店閉まっちゃうかも

ラストオーダー何時だっけ?」


夫はまだ夕方だと思い込んでいたらしい

もう9時なの?

なんで起こしてくれないの?

とびっくりしていたが

とにかくそこから出かけ、

近所のリーズナブルな居酒屋へ。


飲みに行った

という事実があれば

心から救われる私。

安易というか形から入るというか

中身がないというかお手軽というか。

深〜く考え込む割にはチョロい奴である。


お店を出て、この長い夜をどうやって

過ごせばいいのか?

と考えていたら

カラオケバーに行ってきなよ

と夫がちょっとお金をくれた。

俺はもう寝るから

と店の近くで別れた。


よく行くお店だから

一人で行くのも緊張しないけど

そもそもお酒が飲めない私。

楽しくなかったらやだなーと思いながら

ドアを開けると

かつてのうちの店の常連で

夫とも飲み仲間の人がいた。


なに?一人?隣座れよ

と呼んでくれたのが救いだった。

仕事の話とか色々していて

私はね、

夫が元気で無事で、私と一緒にいてくれる

というのが何より大事で最大の望みなの

と言ったら

「なにそれ?全然関係ないのに嫉妬しちゃうんだけど」

と言う。

「みゆきは別れても再婚できそうだけど

けん(夫の名)は無理そうだよなー

だってみゆきいい女だもん」


と言ったかと思えば


「いやー(昔やってた居酒屋の)

ブッサイクなママだなー

と思ってたんだよねー」

と言う。

要は酔っ払いである。


知らないおじさんが

デュエットしようと言うので

一緒に歌い

それなりに楽しく過ごした。


帰る時そのおじさんが

ちょっと、表まで送るから

ちょっと、ちょっとここじゃあれだから

とりあえず出よう

と一緒に出てきたら

外にまた別の知り合いが立っていた。

「みゆきさんまたねー

旦那によろしくね」

と言うのを聞いて

おじさんは慌てたように中に入っていった


おっ?まさか

私の連絡先とか聞こうと思ったのかな?

あのおじさん


ちょっといい気分である。


単細胞の私はすぐ怒り

すぐ落ち込み、すぐ機嫌を治す。