今日は少しシリアスなテーマなのですが、
以前からずっと相談に乗っていた流産経験がある友人が、無事に元気な男の子を出産してとても嬉しい日です。
せっかく不特定多数の方が閲覧出来るブログを書いているのだから、
誰か流産について悩んでいる人、もしくはそういう友人がいる方など少しでも励みになればと思い、自分の経験を書こうかと思います。
以前から記しているように私には現在、元気いっぱいの2歳2ヶ月の娘と1歳2ヶ月の息子がいるので一見、妊娠出産に関して何も悩まずして母親になったように見えますが、
第一子、娘の妊娠が発覚する半年前と1年前にそれぞれ妊娠初期で2回流産経験があります。
2012年の4月、当時妊娠7週目で妊娠検査薬で陽性判定があり主人との入籍前でしたが、お付き合いをして3年目という事もありとても嬉しく思いお互い楽しみにしていましたが、
当時アメリカ在住だった為に、保険の関係や病院選びの関係などで出産する病院での初診の予約が取れたのが11週頃となっており少し不安ではありましたが、初めての妊娠という事もあり、喜びと期待の方が先立っていたので友人や親にも早速報告し祝福して頂きました。
11週を待たずして少し腹痛があったのですが、特に気にも留めず普段と何も変わらない生活をしていました。
初診にも主人ではなく親友と訪れる程カジュアルに妊娠というものを捉えていた当時の私。
診察室へ入る前に体重と血圧と尿検査。
ナースの問診があった後に医師の診察の後に楽しみにしていたエコー。
アメリカなのでカジュアルな医師が多く、鼻歌混じりにおめでとう。と言いながらエコーの準備をしていたのですが、突然険しい表情に。
もう一度、別の部屋で詳しく調べるから。こちらへ来て。と何故か車椅子で違う部屋へ運ばれました。心配そうな親友とは逆にそんな時ですら私は、きっと大丈夫だろう。と何故か楽観的に考えていました。
通された部屋は、少し離れた場所にある本格的なエコーの機会が有り放射線技師のいる診察室。
色んな角度から確認されて
発されたのが"残念ですが心音が聞こえません"
という言葉。頭が真っ白になり状況が全く理解出来ませんでした。
友人の方が泣いていてその時の私は流産という現実が受け入れられなくて何故かとても冷静でした。
医師は一通り
"残念だったけど初期流産はよくあることだからまた次回頑張ればいい"
"30歳以降だと5人に一人くらいは初期流産するけどこれは自然の現象で君にも胎児にも問題があったわけではないから"
と言われ繋留流産についての説明の紙と
手術の日程についてまた今週中に電話をして欲しい。と告げられました。
病院帰りに励ましてくれている友人といる間は、
心臓は聞こえなかっただけで次に調べた時はまた聞こえるかもしれない。と現実が受け入れられない状態でしたが、
帰り道ひとりでバスの中で突然、涙が溢れてきました。色々と名前を考えていた事。ベビー服やオモチャのお店に足を運んでは幸せな気持ちになっていたこと。妊娠を報告した時の家族や友人の喜び。せっかくお腹に宿った小さな小さな命が儚く消えてしまうこと。全てが何もない未来に変わっていくんだと思うと胸が締め付けられるかのような悲しみに襲われました。
長くなりそうなので続きはまた次回。