最近ハマっているのが廃墟探し。
歳を重ねたせいでしょうか、
同じく年を重ねた建物にも愛着が湧いています。
かなりつぶれてしまっていて、木に覆われているのや
今でも住めそうなところまでいろいろ。
香港の登山道にも点在しています。
どんな人たちが住み、
どんな生活をしていたのか、
その建物の中で繰り広げられたストーリーを想像するのが楽しいのです。
香港在住26年なのに、いまだに行ったことのないマーワンという島。
その端っこに廃墟っぽい漁村があるのを、
橋からみつけ、調べて行ってみることにしました。
島の半分は高層ビルが立ち並び、
橋から見た部分は廃墟となった漁村で対照的。
残念ながらここはヘリテージを守るために開発されるため、
2024年まで村は閉鎖されていました。
そこで話をした近くに20年間住んでいるというカップルは、
以前はこの村のレストランによく来ていたのに、と
ノスタルジックになっていました。
香港は開発が進み古いものがどんどん壊されていきますが、
最近では歴史的建造物がヘリテージホテルや商業施設などに生まれ変わり
新しい形で香港に存在し続けています。
私が初めて香港にきた1994年の香港は
旧と新、西洋と東洋が交わる魅力的な街でした。
今はそれが少しずつ、確実になくなっているのが
生活をしていて感じますね。