愛の形はタージ・マハール | Absolutely香港

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アラフィフ女子、香港生活のつぶやき :)

新しい学期がはじめていきなり欠席続きですが、

学校の先生にも

「それは学校を休んででも行く価値があるでしょう」

と言われたので

オットのフライトにくっついてデリーに子連れで行ってきました。


目的地はアグラにあるタージ・マハール。

数年前にエクスプレスウェイができ

それまでは牛やら人がゴロゴロいる道をゆっくりとしか行けなかったのが

なんと3時間半でニューデリーからアグラに到着。

この時期霧が濃いデリーなので、霧なしだったら3時間くらいでつけるそう。




アグラに着いた時には霧も晴れ

子どもたちのお勉強でもあるタージ・マハルに午前中に着きました。

学校で習ったムスコ、

「これはキングがクリーンのために作った大理石の建物で

シンメトリックなんだよ」

と得意気に説明してくれました。


ガイドさんの説明によると

女王様は19年間の間に14人の子どもを産み他界。

死ぬ前に王様に、

私のために真っ白な大理石のお墓を作ってね、とお願いしたそう。

愛する彼女のために王様はそれを完成させ、

川の反対側に自分のために黒い大理石で同じものを建てようとしたところ

ムスコにそんなにお金を無駄遣いするなと、

対岸のアグラフォートに監禁されてしまったそうです。

そこからタージ・マハルを毎日眺めながら、

王様は死んでしまったそう。

自分のお墓がないため、

奥さんと同じタージ・マハールで永遠に一緒にいることになり一応ハッピーエンド!?


年々まわりの工場の影響で大理石が灰色になってきているので、

真っ白なタージ・マハールを想像していたらがっかりですが、

やはりオンナとして、ディテールにこだわったこんな素敵なお墓を自分のためにオットが建ててくれたら

さぞかしうれしいことでしょう。

まあワタシは立派なお墓より

つい最近クイーンズタウンでみた湖の高台にある物件を

生きているうちにプレゼントしてもらいたいですが。


誰もがする

タージ・マハールをつまむポーズで写真撮影をしました。

お決まりの飛んでるシリーズをしていたら、

セキュリティーに注意されました。

ここでは飛んではいけないそうです。


タージ・マハールのタージはペルシャ語で「王冠」という意味だとか

シンメトリカルにするため左側にはモスク、右側にはゲストハウスを建てたとか、

インド人と外国人の入場料は違うとか、

敷地内は飲食禁止だとか、

ガイドブックには載っていないインサイド情報を学び

子どもたちにとっても意味のある課外学習だったと思います。