印象派展2024 モネからアメリカへ 八王子 東京富士美術館 | なんとなく日記

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今日で2回目の八王子にある東京富士美術館 今年3月に源氏物語展を見に行って設備のいい美術館だと思っていました。

今回は「印象派モネからアメリカへ〜ウスター美術館所蔵〜」という展覧会を観に行ってきました。はい、こちらもぐるっとパス対象。

八王子駅北口14番から9時55分のバスに乗り、10時10分頃美術館に到着。(バスは行きも帰りも混んでおらず座れました)

こちらの美術館は1階に受付、カフェがありエスカレータで上がった2階がいくつかある展示室、ミュージアムショップになっています。ソファや休憩スペースもたくさん。
エスカレータを上ったところにある掲示板。ぐるっとパスでも全ての展示を観ることができます。
まず、今回の目的の印象派展へ。
この展覧会は撮影SNSがOKでした。(フラッシュは禁止及び他の来館者の方の写った写真取り扱いご注意とのこと)太っ腹だと思いました。
こちらの2枚の絵が展覧会のチラシになっていて開催したら行こうと思っていました。(この展覧会は今年1月から4月に東京都美術館で開催されていたようです。八王子の後は10月に大阪のアベノハルカスに巡回予定)。印象派について知識はありませんが色彩に心惹かれました。
↑クロード・モネ 睡蓮
↑チャイルド・ハッサム 
花摘み、フランス式庭園にて
初日で「朝から激混み」とか恐れていましたが開館早めの時間なこともあってか、お客様同士ほんの少々譲り合うだけで一人づつ写真を撮ったり眺めたり名画を堪能できました。もう、「写真ほんとにいんですか?」という感じ。


印象派とは「絵画について、アトリエよりも戸外での制作を、計画性よりも即興性を、壮大さよりも日常性を、永遠よりもはかなさを重んじるというアプローチを示すもの」なのだそうです。(図録より ウスター美術館学芸部長 クレア・ホイットナー)

以前行った西洋画の展覧会では「やっぱり外国のモンだわ」とか思ったりして遠く感じたのですが今回は違うんだけど、今展示してある絵と共通する雰囲気をもった美しい、いい感じの景色見たことあるなぁ、と身近に感じられる絵が多かったです。「光と空気を描く」とも説明されている印象派なので、場所や民族、文化を超えて共感できるところがあるのかもしれません。
↑ジョゼフ・H・グリーンウッド
りんご園
↑同じくグリーンウッド 雪どけ
グリーンウッドはマサチューセッツの風景を写真に収めて制作の参考にしたそうです。確かにこういう「すごく今いい景色だな」という光景見たことがあるような。だから日常性なんですかね。

こちらはうってかわって精神世界だそう。
↑ジョージ・イネス 森の池
こちらは目に写った光景でなく、精神的光景、だそうです。

今回こちらもだいぶ眺めてた絵です。
↑エドマンド・チャールズ・ターベル
ヴェネツィアン・ブラインド

朝起きた時は来るのが少々億劫でしたが来てよかった〜。他のお客様も「いや〜観て自分の中の汚れたもの落ちたわ~」とか、「印象派のイメージ変わった」とか感想が聴こえました。清々しい展覧会でした。暑い毎日ですが会期はじめの開館直後はとても快適に観られて爽やかな気持ちになれるのではないかと思います。

ちょっと遠巻きですがミュージアムショップ。色々あって充実してます。
今回の展覧会の図録 表紙は2種類あります。
また買ってしまいました。(ちなみに睡蓮のほう)読み切れなかった解説含め、帰りにどこかのカフェ(今回は八王子駅構内のベックス)で図録眺める時間が好きなんです。知識なく、なんとなく気に入って眺めた絵って(音楽でもそうですが)案外、その後何十年も自分の中に残っているものだと思います。そういうの多いほうがいい。楽しみが増えて。
一旦、受付を通ったら他の展覧会も観られますよ。