生まれたばかりのセミが
ゆっくりと道を歩いていた

毎日働いていると疲れる
もっとこうだったら
本当はこうしたい

良くしたい良くなりたい

その奥深くには
欲が生まれる

この人生にはまだまだ奇跡がとか
まだまだいい仕事がとか
何かあるに違いないとか

しかし今も立派に生きているんだ
「道」を歩いている
揺さぶられながも

揺れて歩けばいいさ
生きる道はお天道様に繋がっているんだ