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今日は摂食障害体験記の続きを
前回の体験記はこちら
【SNSからもらった克服への力】
病室で受験勉強をしながら
毎朝の体重測定と
3度の食事と向き合っていく日々
私は娘を精神的に刺激しないように
病室の片隅で本を読んだり
SNSで情報収集したりして静かに過ごし、
娘が休憩中の時は
一緒にインスタを見たり外を眺めながら
『今ある環境は何も問題ないのだ』
という雰囲気作りをしていました。
でも、娘が携帯を持っていると
嫌でも同じ学校の子たちの情報が
入ってきてしまって
みんなは学校で
あんなことやこんな事をしているのに
私は入院していて大丈夫なのか？
という焦りが襲ってきます。
そしてきちんと食べて体重を増やさなければ
いけないストレスが段々と積もってきて
入院している事に不満が出るように
なっていきました。
娘は同じ病気の子たちのインスタを見ては
どうしてこの子は同じ体重なのに
これだけ動いていいの？
どうして私の方が食べているのに
私は部屋から出られないの？
どうして？
どうして？？
どうして？？？？
と私に質問ぜめをするように・・・。
私はその度にきちんと娘の状況から
今の治療が必要なことを説明しますが
拒食脳にどっぷり浸かっている娘には
全く言葉が届きません
そして
ママは話しても私の事を助けてくれない
とより一層SNSの世界に染まっていく娘。
たくさんの摂食障害の子たちのアカウントを
漁っては自分の状況を否定していました。
インスタはいろんな情報を手に入れやすいですが
中にはとてもネガティブな内容を発信している
方もいて
私も色々な方のアカウントをタグ検索から
見ていましたが、目を覆いたくなる写真を
載せている方を見つける度に
娘がこういった発信に
影響されませんようにと願うばかりでした。
でもある時、娘が
「この人私好きなんだ。同じ病気だった人で
言ってる内容がすごくいいの。」
と教えてくれた人がいました。
それが芸能人で城田優さんの妹さんの
未来リナちゃんでした
物事の捉え方や
食事についての考え方
サステナブルな暮らしの発信
摂食障害に特化した内容ではなく
人生にとって何が必要なのかを
優しく発信されていて
それを聞きながら、こういう内容は
人生の中で辛いことを経験してきたからこそ
言えることで
いつか娘もこんな風に人生を捉えられるように
なったらいいなあと
リナちゃんに憧れに似た感情を
抱くようになりました。
インスタライブのスクショ♡
病室で受験勉強と3度の食事。
辛いことばかりの毎日に
リナちゃんのライブ配信は
いつしか私たち親子にとって
心にゆとりを与えてくれるものに
なっていました。
私は娘がどんな子達のアカウントを
見ているのか気になっていましたが、
「私はちゃんと頑張ってる子の
アカウントしか見ないしフォローも
しないよ」
と言っていて
言葉通りネガティブな発信ではなくて
更に自分の考え方を
改めて考えされられるような発信を
見ていてくれた娘に
感謝せずにはいられませんでした。
SNSでどんな発信を目にするかは
摂食障害でなくても
影響を簡単に受けてしまいます。
娘は私の心配とは裏腹に
SNSでの繋がりから得たご縁から
摂食障害を克服するための
力を貰っていました。
リナちゃんとの出会いも同じで
この出会いが娘にとって
とても大きな影響を与える事になるなんて
思いもしていませんでした
SNSの力は使いようですね
SNSでの出会いで
どんな事があったのかは
またいつかの記事で書きます
今日はここまで
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
miyuki