こんにちは
摂食障害ご家族サポーターのみゆきです
\初めての方はこちらもぜひ♡/
今日は摂食障害体験記の続きを
前回の体験記はこちら
冬に入ったとあるとても寒かった日
娘は体育館で文化祭の練習があると言って
学校へ出かけていきました。
体育館には暖房がなく、
床にずっと座るので床冷えします。
カイロを貼ってできるだけ暖かくできるよう
にさせましたが、寒さが厳しかったので
何かあるかもと胸騒ぎはしていました。
その日の昼過ぎ
私は息子の個人懇談のため少し家を空けて
いましたが、
家に帰るとソファーでぐったりしている娘が
目に飛び込んできました。
「息ができない、苦しい」
と言う娘。
このままでは危ない、
でも救急車を呼んだら
確実に入院になるレベルの体重
一瞬迷いましたが、娘に
「救急車呼ぶけど
入院になるかもしれないからね」
と伝え、人生で始めて119番通報をしました。
娘もかなり苦しかったのでしょう。
救急車を呼ぶことにすぐに同意していました。
病院に到着し、
すぐに救急外来で処置が始まり
小学校の時に
摂食障害でお世話になっていた
小児科の先生が駆けつけてきました。
体重はもちろんのこと、
体の至る所の状態が悪い。
このまま入院になりますと伝えられ、
受験のことが気になりましたが
命には変えられないため
入院となってしまいました。
病室から撮った写真 綺麗な夕焼けなのにとても虚しかった
娘が息ができなかった原因としては
長時間体育館で座ったままで、
しかも場所が出入り口の横
隙間風が入ってきて
痩せのために体温が維持できず、
血管が収縮して全身への酸素が回らなく
なっていたためでした
突然始まった2回目の入院生活。
恐れていたことが起こってしまい
残念な気持ちもあった反面、
体の心配からは抜けられたので
私の胸の強張りは緩んでいきました。
拒食症はただ食べられないだけではなく、
命に関わる病気です。
私は大丈夫
うちの子は大丈夫
そう思っていても、
体の中のいろんな所が悲鳴をあげています。
精神疾患の中でも死亡率は最も高いので
何があってもおかしくはありません。
でも、
病院にかかったことがある方であれば
私の娘のように病院を拒否する方も
少なくは無いでしょう。
無理矢理連れて行けば親としての
信頼関係が損なわれる。
だからと言って病院に行けばなんとかなる
ものでもない・・・。
家でどうにかするのも限界があって
親としては八方塞がりになってしまいます。
最終的には何を選択するか?ですが
摂食障害の克服には時間がかかります。
経験上、
克服のために
一番障害になるのは親子関係
であると思います。
その親子関係を少しでも良い方向に
保っていられるように、
病院・入院・食事等
お子様としっかりと話し合いをして
決めていかれることをお勧めします。
もちろんお子さんの状態によっては
話し合いにならないことも
あるかと思いますが、
親が一方的に決めてしまうより全然いい。
一度信頼関係を失ってしまうと
とり戻すことは簡単では無いですから
お子様のお気持ちを確認して
希望の未来にいくために
どうしていったらいいのかをすり合わせてくださいね
では今日はここまで
最後までお読みいただき
ありがとうございました
miyuki
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