完食するようになったらなったで・・・
娘がご飯を食べるようになるまでは
入院食と睨めっこしている娘の横で
無理強いしてはいけないと思い
必死に食べて欲しい気持ちを落ち着かせ
今日もまた完食できなかったな・・
と残念に思う気持ちを娘に悟れれないように
していた私でしたが、
一度完食しだすと私にとっても
今度は新たな試練がやってきました
何故なら出された食事は
看護師さんがストップウォッチを持って
時間内に食べられたかどうかをチェックしています
米粒一つ、汁物１滴も残せない状況
質の悪い脂身たっぷりのお肉も
脂身を避けるなんてこともできません
私は食事の時間の度にヒヤヒヤしっぱなし
連続して完食が続くことが条件なので
一度でも完食ができないと振り出しに戻ります
それどころか体重によっては
鼻からの経管栄養を入れなくてはいけなくなるので、
娘にとっては相当な苦痛が伴います
自分から食事をとるだけでも嫌なのに
鼻から強制的に栄養を入れられる・・
経管栄養が解除されるのは
その時の決められたカロリーの食事を完食し
完食が一定日数続いており、
尚且つ決められた体重を下回っていない事が条件です。
なので一度鼻からチューブを入れた場合は
しばらくそのチューブが鼻からぶら下がっている事になります
私は娘が完食できないと、
鼻から栄養を入れることになるので
娘が落ち込みその対応でズーンとなり
完食できたらできたで
食べられるまでヒヤヒヤしているので
ドーンと疲れていて
娘とは違う意味で食事の時間が毎回
苦痛でしょうがなかったです
食べられないと苦痛を与える治療法・・
こうでもしなければ拒食症の子が
自分から食べるということは
できないかもしれないですが
長期的に見ると果たしてこれが正解なのか？
という疑問は未だに謎です
入院中はそれで食べられるとして
家に帰ったらその反動で食べることが
余計に苦痛になってしまう
やっと退院して良かった！と思っている
母親にとって
入院前より食べさせることが大変になっている！
なんてもことも少なくないのではないかな・・
と思ったり
こんなに大変なら次に入院しないためにも
頑張って食べようと思う子もいると思いますが
入院中の色々な経験は家に戻った後、
ふとした瞬間に
良くも悪くも影響しているのではないのかな？
難しいですね・・
入院するほど痩せが進んでいるということは
脳が萎縮していたり、
完全に拒食脳に侵されていて
都合の良い言葉しか受け入れられない状態に
なっている子が多いでしょう
そう言った子達に言葉で理屈を説明したら
食べられるかと言ったら違いますしね・・・
どんな方法でも
病院にいたら栄養は取らせてくれるので
そう言った意味では安心ではありますけれど
一緒に生活していく家族としては
退院した後のことも考えて治療して欲しいなぁ
と切に願っています
そんなこんなで
付き添っていた私もストレスいっぱい
入院食を食べる娘の横で一緒にご飯を食べる時、
正直言って食欲がなかったのですが
頑張っている娘の手前、
無理をして口に詰め込んでいました。
今思えば
よく頑張ったな・・・私も娘も笑
今日はここまで
最後までお読みいただき
ありがとうございました
また明日
miyuki