昨日は我が家が檀家になっているお寺の住職さんに来ていただき朝9時からぎんちゃんを見送るお経を戴きました。
長男家族も来てくれました。
次男は残念ながら都合が付かず列席できませんでしたが綺麗なお花を贈ってくれました。
「行けなくてごめん。9時に手をあわせるね。」と次男くん。
「大丈夫。思ってくれたら来てくれたのと同じだから。」と私
「母さん、今朝、夢を見たよ。
じいちゃんとばあちゃんとぎんが出てきてさ、でもそれだけで後は覚えてないんだよね。」
なんて嬉しい夢。
大事にしてくれた義父母と会えたなんて。
良かった。。。
ぎんちゃんは幸せだね。
皆に愛されて。
亡くなった日の朝、可愛がってくれたお隣さんに訃報をお知らせしたら直ぐに近所に噂が広がり お花が届きました。
ぎんちゃんが静かに眠る姿にご近所さんが大勢会いに来てくれました。
優しく撫でて涙を流してくれました。
お散歩していると皆がぎんちゃんに声を掛けてくれて。
ぎんちゃんとお散歩が出来たことはママの自慢でもあったし とても幸せなことでした。
ぎんちゃんは怒りという感情を何処かに捨てて生まれて来た子でした。
ウウ~と唸ったことや牙をむき出したこと、鼻に皺を寄せて威嚇するという顔は一度も見たことが有りませんでした。
ぎんちゃんに接した人はみな同じ事を言います。
「穏やかな子」
「この子が一番、世界一、宇宙一、誰にも負けないお利口さん、だいじこの子の宝もんです。」
ぎんちゃんの事が、ずっとずっと好きでした。
これから先もずっとずっとママの夢の中で生きています。
スマホの中もパソコンの中もSDカードもぎんちゃんでいっぱいなんだもの。
寂しいけど、寂しくないよ。
お経の後、住職さんから有り難いお言葉を戴きました。
「ぎんちゃんは悪いことは何もしていないからちゃんと天国に行けます。
暫くは辛いでしょうが、引きずらないことです。
そのための祈りです。心に区切りを付けることは難しいことですが。」
「引きずらないことです。」
長男夫婦からぎんちゃんの大好きなイチゴを御供えしてもらいました。
わぁ、美味しそうだね、ぎんちゃん
バナナやら大きなミカンまで。
ぎんちゃんと両思いの小さなお友だち、花ちゃんはこの日ぎんちゃんの祭壇前でじっとして、しばらくの間、動きませんでした。
ぎんちゃん居ないね。。。
花ちゃんは解らないよね。
ぎんちゃんが居ないこと。
花ちゃんが一言小さな声でつぶやきました。
「なんでだろう・・・」
(不思議だね。いつもここに寝んねしていたんだものね。)
ぎんちゃんのフードを指先で摘まみ写真を見つめ考えている姿。
この子の優しい仕草が切なくて涙がぽろぽろ落ちました。
花ちゃん、ありがとうね。
四十九日を迎える4月16日(日)
家族で話し合いお庭に納骨することになりました。
場所も決まり住職さんにお庭のお清めもしていただきました。
もう一つ、ずっと決めていた事ですが、その日に祭壇は片付けます。
ぎんちゃん、いいよね?
ぎんちゃんが心配しないように泣いてばかり居ないからね。
日常に戻れるようにゆっくりゆっくり頑張ってみるね。
楽しかった思い出は夢の中でずっと一緒。
それでいいよね?
ぎんちゃんの手
ぎゅ
手の温もりを忘れない。
今日もぎんちゃんの気配がしています。
亡くなった後は脚も治り四十九日が済むまでは私の側でうろうろしています。
ぎんちゃんはマザコンだもんね
住職さんのお話では四十九日かけてあの世に向かうのだそうです。
行ったり来たり ぎんちゃんは瞬間異動しながらママに会いに来てくれています。
ぎんちゃんの目的地は天国内にある虹の橋だから迷子にならないでね。
このバンダナは一枚を二枚に切って作ったママの携帯番号入り。
煙になってお空に向かう時にぎんちゃんの首に巻きました。
その半分の一枚はママがいつも持っています。
迷子になったらママに連絡してもらってね。
ぎんちゃんを思いだして下さる方が居ましたら きっとぎんちゃんがニコニコお邪魔すると思います。
そのときはどうぞお水を一杯コップにいただけましたら幸いです。
長い間 お付き合い戴きましたぎんちゃんブログですが、本人不在のため 現在進行形のお話が出来なくなってしまいました。
ぎんちゃんを長い間 優しく温かく見守って下さった皆様に心より感謝申し上げます。
ぎんちゃんブログは本日を持ちまして終了とさせていただきます。
今後は北軽井沢のお話や紅茶のお話、日々の暮らしのお話の中で、明るく楽しい記憶の中のエンゼルぎんちゃんをご紹介させていただけたらと考えております。
どうぞよろしくお願い致します。
今日までぎんちゃんブログにお付き合い下さいまして有難うございました。
完