三ヶ月連続刊行のラストです。
家事育児に追われ、コンテスト応募からもすっかり遠ざかっているわたしに、挑戦する心を思い出させてくれたお仕事です。
棋は対話なり 指し手が紡ぐ12編の盤上の物語
マイナビ出版さんは『将棋世界』という雑誌を発行しています……。将棋の関連書も多数……。
対するわたしは、三歳児にも負けるレベル……無理でしょ……戦えない……
一度はお断りしようと思ったのですが……
お世話になっている担当さんにそそのかされ励まされ、パステルカラーを使って、「戦争」を描くことにしました。
でき上がったのは『小さな森で眠る鳥たち』。
7月に発売された『同窓会であった泣ける話』収録の『閻魔大王によろしく』に出てきたサブキャラクターの家族の物語です。第二次世界大戦に行った曾祖父を持つ小さな姉妹が、「どうぶつしょうぎ」に取り組みます。
見本誌を受け取ったところ、バラエティ豊かで読み応えのある一冊になっていましたね。皆さんさすがです。
12編のうち2編は、コンテスト優秀作品ですよ! かつて、各種コンテストに応募していた頃のわたしが今のわたしを知ったら、なんて言うかなぁ。
著:桔梗楓、水城正太郎、矢凪、溝口智子、田井ノエル、萩鵜アキ、日野裕太郎、澤ノ倉クナリ、朝来みゆか、編乃肌、猫屋ちゃき、井上尚樹
カバーイラスト:鍋倉夫
本文イラスト:sassa
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コロナ禍で自宅育児やうまくいかない仕事に疲れ、悩んでいる方々の救いになるような文章を書けたら……そんなことを思う秋です。
わたしも、今年の執筆予定はかなり狂ってしまいましたが、夢は大きく、自分に課す基準は低く。まずは、共に生き延びましょう。