【ビジネスマナー〜「お疲れ様でした」と「ご苦労様でした」の完全な違い!〜】 | ちっちゃな元CAによる接客マナー講習&各種セミナー開催「小笠原実裕花のブログ」

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「まごころコンシェルジュ」のみゆです。

 

会社で、挨拶代わり、声掛けに使える、便利なことば・・・

 

「お疲れ様です」

 

しかし、

 

似たような「ご苦労様」は、

 

目上の方に使うと、

 

「とっても失礼!」

 

と、知っていましたか?

 

 

 

「お疲れ様」の意味は、

 

大辞泉では

「相手の労苦をねぎらう意で用いる言葉で、

また、職場で、先に帰る人へのあいさつにも使う」

 

と説明されています。

 

 

また、「ご苦労様」は「他人に仕事を依頼したときなどに、その苦労をねぎらっていう語」とされています。

 

 

どちらも相手へのねぎらいの気持ちを表す丁寧語ですが、

 

辞書ではさらに、「お疲れ様」は同僚や目上の人に対して使い、

「ご苦労様」は目上の人から目下の人に使うと補足しています。

 

 

 

秘書検定やビジネスマナー講座などでも

「『お疲れ様』は誰に使っても問題ない、

『ご苦労様』は失礼にあたるので目上の人には使わない」と教えています。

 

 

ですので、上司やビジネスパートナーなどには「お疲れ様です」を使うのが、よいでしょう。

 

 

しかし、そもそもねぎらいの言葉は

目下の人から目上の人にかけるものではないという考えから、

 

「お疲れ様です」という言葉を不快に感じる人もいるようです。

 

特に、年配の方にその傾向が見られるため、軽々しく使うのは注意が必要です。

 

 

また、「お疲れ様」は身内にだけ使う言葉で、

社外の人に対しては使わない方がいい、というのも一般的な認識のようです。

 

 

そう考えると「お疲れ様」は失礼には当たらないものの、やはり無自覚に誰にでも言っていい言葉ではないと言えるでしょう。

 

 

ご挨拶の代りに多用する言葉ではないのです。

 

 

「ご苦労様」は、

 

イメージ的に、

 

社長さんが、社員に掛けることば! 労いのことば!です。

 

間違っても、上司や目上の方には使わない方が賢明です!

 

 

「ご苦労様」と「お疲れ様」の違いに気づき、

 

ことばを適切に使いましょう〜

 

 

 

マナー美人を目指しましょう!

 

 

残暑お見舞い申し上げます。