【お食事マナー〜音を立てることがマナー!ホント?】 | ちっちゃな元CAによる接客マナー講習&各種セミナー開催「小笠原実裕花のブログ」

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あなたはお食事の際に

音を立てていますか?


洋食でも、和食でも、

基本的には

「音を立てないこと」がマナーです!


しかしながら、

「音を立てることがマナー」があると、

ご存知ですか?






まずは、

「お蕎麦」

日本では、

お蕎麦をいただく時は、

音を出して、空気を取り入れながら、

「ズズー」と

いただくのが、「粋」であるとされています!


海外では、

食事中に音を立てるのが、

「タブー」!

とされている中で、
「日本通の外国人」は、

お蕎麦を音を立てていただく努力を
しています!(笑)


ただ、実際、

海外では、

音を立てながらお食事するのは、
決してお勧めできませんので、

海外で、
音を立てるのは、

海外の日本蕎麦専門店か、

日本人だけの集まりか、

日本通の外国人のホームパーティーに

限って下さいませ!




お蕎麦以外で、

音を立てていい…

「音を立てることが、マナー」

の時があります!



それは…


本格的「茶懐石」


「お茶事」

の場です!


茶懐石は、

千利休が考案した、

「お茶をいただく前のお食事」です。



この中で、

マナーとして、

音を立てなければいけない!

音を立てるマナーがあります!


音をしっかり出すところ‼️‼️‼️


茶懐石では、

茶道のように、

様々なマナーや決まりがあります。



お茶の前に、

お食事が出されます。

一文字に盛られたご飯が出され、

汁が出されます。


その汁をいただき、


あと一口で飲み終える時に、



最後に、

大きな音を出して吸います!


亭主(招いたご主人)にわかるように!


そして、亭主が

その客人たちの、汁を吸う音で、

盃台と引き盃と銚子と一緒に、

正客の前に、

お酒を持っていくのが、

「大切な流れ」

です!



つまり、

大きな音を出して、

汁を吸うのが、


「合図」

「マナー」です!



そして、

最後、


湯桶(ゆとう)をいただき、


食べ終わった器を懐紙で拭き清め、ひとつに重ね、


客は、


「お箸を

一斉に

「音を立て」

膳に落とします!」


バチンと、

大きな音を立てて!



亭主は、

この音を聞いて、

正客から順に片付けます!



茶懐石では、


亭主が障子の向こうにいて、

直接、見えないので、


お客様の発する「音」で、

判断しますので、

しっかり

音を出すのが、


「大切なマナー」

です!



マナー美人を目指しましょう!