予告通り、今回お世話になった方々について。
舞台が初めてだから
何が普通なのか何が普通じゃないのかということに関しては
よく分からないまま終わってしまったが、、
思ったことや受け取ったことをお伝えします!


まず、すごく仲の良いカンパニーでした。
色んな人が色んなアドバイスを下さいました。
人それぞれの考え方があるから
同じ事に対しても違う意見がいくつかありました。
最初は戸惑いました、、
私が出来てないからアドバイスをくれるんだ、と落ち込みました。
だけどそうではなくて、作品をもっと良くするために、と気づいた時からは
自分でも気持ちを伝えたり、オリジナルの意見や動きをしてみたり。、
でも皆さんがアドバイスを下さらないと気づかなかった事なので
ありがとうございます。


稽古は、11月の後半から始まりました。
約3ヶ月の期間。本当に色んな出来事がありました。
色んな気づきがありました。

伝えるね。



マクヒィス役の松岡充さんは、
勇ましく生きてるんだけど
それプラス、いい意味で軽やかに生きてるように私は見え
それがすごく楽しそうで輝いていました。
マクヒィスが死んだ瞬間は
ポリーとして恨んでいたものが
5%程モヤっと残って、
その他の好きだった感情とかマックを探していた感情とか恨んでいた感情とかが去っていき
やってやった、という気持ちに自然となったくらいです。
松岡さんがしっかりマクヒィスを作り上げて下さってたからです。


ルーシー役の峯岸みなみちゃんは
ライバル役でした。
言葉で態度でお互い持ってるマクヒィスに対する愛で戦っていました。ボッコボコに。
それは役になった時だけで、、
みなみちゃんは私から見て
友達っぽくもおねぇちゃんっぽくもあり
時に妹っぽくもあるような存在でした。
2人でずっと一緒にいて、なーんてことないことも
芝居の話もして無言の空間も成立する仲で
役では戦いまくっていたけど
仲良くなれて良かった。

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ジェニー役の貴城けいさんは
役での絡みはなかったけど、実は
貴城さんを見て、フツフツとニヤニヤしてた。
お顔もスタイルもお綺麗で、声もお綺麗。
しかしジェニーとして出してる声は別人のようで
でも、その声も何度も聞きたくなるような声。
貴城さんのビブラートが大好きです。
事務所の先輩でもあるから、
事務所でまたお会いできたり
お仕事ご一緒出来るといいな。


ピーチャム夫人役の村岡希美さんは
ポリーのお母さん。
お話していて普段はすごく冷静に見えるけど
村岡さんの心にある
温かさ、ぬくもりをいつも感じながら
お話させて頂いていました。
後お話していくとすごくノリが良くて本当に素敵な方。
1度喉が壊れかけそうになった時があって
どこから話を聞きつけて下さったのか
すっごく効く魔法のような物を貸してくれました。
その後も言葉を沢山かけて下さりました。
本当に優しくて、沢山沢山助けて頂きました。


ブラウン役の高橋和也さんは
稽古が始まった時からセリフを覚えていて
台本を持たずにやっていてすごい方だと思いました。
それから、稽古の時に毎回違う
セリフの新しい言い方や新しい動きをしていて
それがいつも面白くて楽しくて。
人を笑わせる事が出来ることもすごいなと。
そして、どんなシーンでも
ブレないブラウンさんの役作りも
ブレなさすぎて見入っていました。


ピーチャム役の白井晃さんは
ポリーのお父さん。
いやぁ、白井さんには本当に感謝してもしてもしきれない。
何から伝えたらいいのか分からないくらい。
何から頑張ればいいのか分からない時に
時間があるようなないような時に
発声や体の軸の意識の仕方等をまず教えて下さりました。
本当のお父さんのように厳しく優しく分かりやすく
アドバイスをして下さり、
一方的に伝えるだけでなく、
白井さん自身と置き換えてアドバイスを下さったりしてありがたかったです。
初めはやはり、ベテランの方ですし芸術監督ですし、、と
少し距離がありましたが、最後には師匠、というかお父さん、というか、、
そんな距離になりました。

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そして、

毎回ステージ裏で、頑張ろうって拳を握るポーズで元気をくれた、筋肉のすごい、青柳塁斗くん。

すごく大人だけど私みたいな子供に合わせて楽しくお話してくれた、ダンスの上手い、相川忍さん。

比較的お話しやすくてなんでだろうと思っていたらAB型だと知り、だからかーとなった天才肌のAB型の今村洋一さん。

姉妹みたいだと言われるくらい仲良くなり私も本音を言えちゃうし、奈央さんの言いたい事もどことなく分かっちゃう、感情を読み取り合う、小出奈央さん。

いつもだけど特に発声の時、拝みたくなるような仏様のような優しーいお顔で癒してくれる、性格も仏様な、小角まやさん。

幹事という大変な事をいつもして下さり、優しい口調と人柄でみんなを笑顔にしてくれる、背のたかーい、奈良坂潤紀さん。

クールな人かなと思っていたけどお話すると共通の好きなものの話で盛り上がって話が止まらなくなった、声に迫力がある、西岡未央さん。

ノリツッコミで笑わせてくれたり、イジっても怒らず逆に笑わせてくれた、アニメが好きな、野坂弘さん。

稽古の時からちゃんと娼婦の洋服を自分で持ってきてお芝居していて見習わせて頂いた、色っぽくて大人な、早瀬マミさん。

私とみなみちゃんのシーンをじーっと見てアドバイスを沢山くださり、でも休憩時間は穏やかな、メリハリのちゃんとしてる、平川和宏さん

警察の役がすごくお似合いで、でも一味違う警察で見ていて楽しかった、優しい好青年、峰﨑亮介さん。

歌もダンスもできて声の発声もすごくて、いつも笑顔で話しかけてくれる、森山大輔さん。

ONとOFFがハッキリしていて面白い事を言ってくれた、いじられキャラの、和田武さん。


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そして、バンド兼音楽乞食、
ドレスコーズの皆さん。


音楽監督の志磨遼平さん。
志磨さんの書く歌詞が独特ででもしっかり心に伝わってくる歌詞で、
そのおかげで歌中の言葉達を発する責任が芽生えました。
「海賊ジェニー」が特に好きで、あの海賊のジェニーの成長はポリーの後の成長に繋がっていたのである、と思いました。

福島健一さん。
健さんが奏でる管楽器の色気と説得力がすごくて、
ご本人にもついお伝えしちゃいました。

板倉真一さん。
海賊ジェニーの1番の90%は板倉さんとのタッグで、
海賊ジェニーのジェニーが持っている「これから起こることが何か分かるか?」という嵐の前の静けさのような感情のものがピアノの演奏からも訴えかけられてるような気がして、ポリーの感情としっかりとリンクしました。

有島コレスケさん。
コレスケさんの弾く、ベースの低い音がちょうどいい大きさで奏でられていることによって
曲の軸や力強さが増していたと感じました。
それと、arko lemmingのCDありがとうございます。

堀嵜ヒロキさん。
堀嵜さんは、ドラムの音を感情として表現していて、裏で聴いていても「おぉー」「いけいけー」と心を盛り上げられました。


楽器の事は詳しくはないので、私ごときがなにを!と
自分でも思うのですが
でも伝えずに後悔しないようにと、伝えさせて頂きました。


音楽を作詞作曲したり、楽器が弾ける方を
改めて尊敬しました。



この通り、毎日お稽古でお話するから
1人1人ずつの思い出が沢山。


スタッフさんも優しくてラフに話しかけて下さる方たちばかりで、
私も質問とかしやすかったです。
それにステージで使うワゴンは二階まであって
そこでも芝居をしたり首吊りのシーンもある、
何が起こるか分からない、言えば危険な舞台で
安全に無事終えることが出来たのは
気をつけてね、とか安全確認をしっかりしてくださった
スタッフさん方のおかげ。
少しでも気になることがあれば言ってね、と
各所のスタッフさんが必ず言って下さいました。

ポリーとして生きることができたのも
ポリーの衣装、髪飾り、美術、ライト、マイク等を丁寧に用意してくださった
全てのスタッフさんのおかげです。
ありがとうございます。



そして、演出家の谷賢一さん。
オーディションをして、なぜ私だったのか、と
何度聞いても不安が残るばかりですが、この間
「オーディションの時、よく俺は見抜けたなー。
こんなになるとは。」
と言ってくれたの、素直に嬉しかったです。
私は変わってる人でもいい。
人と共感できなくてもいい。
ずぶとくていい。
自分の持ってる感性をこれからも育てていきたいと思います。
演出家が、上でなく、平等に対等に接して下さって
ありがとうございました。




、、、とこんな感じです。

そして、何より
観て下さった、お客さん達がいてくれたから
毎日無事に完成しました。
ありがとうございました。




ポリーの赤髪はこれにて終了。
ありがとう、ポリー。
ポリーのような女の子がもしいたら、
絶対に幸せになってくれ。
ありがとう。

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