みなさん、こんにちは
今日は「放浪の達磨整体師」さんという方からご質問が届きましたので、お答えしてみようと思います。
質問: たーちゃん先生、こんにちは。「もっと強くもんでくれ!それくらいの力で
はワシは満足出来ん!」とおっしゃる患者さんには、その通りにするべ
きなのでしょうか?? ちょっと気になるんですけど・・・??
と、以上のご質問を受けました。
私なりの見解を申しますと・・・・。
一番は「放浪の達磨整体師」さんがどのよう理念を持って患者さんに施術されているかという事です
私でしたら「もっと強く押したり、揉んだりしてくれ」と言われてもやりません。
まぁ元々、押したり、揉んだりということはあまりしませんが
強く押すことが悪い訳ではありません。
症状や場所によっては必要な場合もあるでしょう。
しかし人間は「慣れ」というのがございます。
最初は心地よい刺激がだんだんそう感じなくなってきます
そう「耐性」が出来てしまうのです!!
慣れるだけなら未だしも、刺激するいうことは少なからず組織を「破壊」します。
そう、筋肉を壊しているのです。
みなさんも運動した翌日あたりに筋肉痛になったりしますよね。
あれは運動によって壊れた筋肉が修復する過程で起こる現象です。
鍛えるということは破壊するという事です
しかし、次に修復された筋肉は以前よりも強く、太く、丈夫になります。
これが筋肉がついた という事です。
もちろん、筋肉には遅筋と速筋、赤筋と白筋があり機能も異なるので、全て同じという訳ではありませんが、修復されるとだいたいこのような感じになります。
さて、筋肉は修復されると太く、丈夫になっていくとお話しましたが、
強く刺激⇒筋繊維の破壊⇒修復され丈夫になった筋肉。
しかし、その丈夫なった筋肉がまた「こったり」すると・・・
さらに強い刺激⇒その刺激により修復され、さらに丈夫になった筋肉。
もう気づかれた方もおられると思いますが、以上のような事を繰り返していくこととなります。
強い刺激がだんだんほぐし難い体になっていくことになります!
ただし状態によっては強い刺激が必要な場合もあるでしょう。
強い刺激が悪いというよりは、そういった刺激が繰り返されたり、日常的になることがあまりいいとは思わないという事です。
筋肉は強い刺激がなくても弛みます
そういった手技はたくさんあります。
治療はお体に負担が少ないに越した事は無いと思います。
お薬だって弱い薬で治るほうが良いに決まってます
筋肉だって同じです
達磨整体師さん、以上のことをご説明されて患者さんご理解頂いたらどうでしょうか。
それでもというなら、他のお店に行って頂くか、希望通りに押してあげるかは達磨整体師さんのご判断になると思います。
しかし、説明してもご理解頂かなければ、あとは患者さんの自己責任です。
ちなみに、私なら絶対やりませんが(苦笑)