7月~11月の、壮絶な仕事の忙しさが、思いもかけず、
何だか6月の苦しみや辛さを、忘れさせてくれたというか、和らげてくれたというか…




そんな感じはありました。






11月の終わり、


怒涛の忙しさと、辛い勉強と試験が終わり、


ふっとまた、結婚のことを思い出した。






それまでの4ヶ月間も、とても優しくしてくれるたっちゃん。



本当にさめちゃったのかなぁ…
疑問になるくらい、とても大切に大切にしてくれる。




でも、仕事で辛そうで、結婚に気持ちが向いていないのは気づいていた。





自信がないのかもしれない。



結婚する自信。
養う自信。
一家の主になる自信。



って別に養ってもらうつもりは毛頭ないけど、たっちゃんは今時珍しい古風な男子。





きっと、たっちゃんも悩んでいる……



あたしから結婚のことで迫られる…

でも自信がなく、結婚しようの言葉がどうしても出ない


したい気持ちもあるけど、自信のなさの方が大きい。




辛い姿はあまり見せないたっちゃんが、帰ってきてあたしに抱きついて、しばらく動かないことがあった。




何も言わないけど、
あたしも何も言わないけど、

きっと辛いんだろう…


静かに頭を撫でた。





長年付き合っていれば、相手の気持ちの波もわかる。



今は仕事で精一杯なんだ……




あたしはそんなたっちゃんを支えたいんだ。

幸せにしてほしい訳じゃない。





たっちゃんは古風だから、きっと

男が女を守るもの、
男が女を幸せにするもの

って思ってる。





でもそれは違う。




2人で幸せになればいいんだよ。




そんな考えじゃ、確かに結婚は重荷だろうなぁ…





………よしっ



あたしがたっちゃんを幸せにしてあげるビックリマーク

あたしがたっちゃんを守るビックリマーク



あたしはたっちゃんがいればそれだけで幸せなんだ。



だから大丈夫!!
自信がなくてぜんぜん大丈夫だよ!!


あたしが必ず幸せにするから(*^∇^*)!!





って思った。





それで、
よしっプロポーズしようビックリマークビックリマークと決意した。



クリスマスが近かったので、クリスマスの日に決めた。


続く