『フォールアウト』season1
2024/監督:ジョナサン・ノーラン








核戦争によって滅んだ後の世界を描いた人気ゲームシリーズ「Fallout」の実写化ドラマ。

ゲームの世界観を引き継ぎながら、独自の視点でストーリーが展開して行く。


世界の終末から200年後、快適な地下居住地Vault(ヴォルト)に暮らしていたルーシー。

いつか地上に戻り、人類の文明を再興させるために自分たちは存在していると使命感を持っているvaultの住民達とルーシーは、とある事件から地上へと足を踏み入れる。

地上は荒廃し、無法者や犯罪が横行する世界に…その中で武力組織として存在するBOSに所属するマキシマス。

世界の真実を求め、ウェイストランドをかなりの長い時間彷徨い生きるグール。
ルーシー、マキシマス、グール、3人の視点から描かれる、全てが荒廃し不毛となった世界での、持てる者と持たざる者の物語。
そこに待ち受ける、衝撃の事実とは…


洋画のみに飽き足らず、海外ドラマも観始めました照れ
海外ドラマはずいぶんと観ていなかったが、今の海外ドラマは…すごいっ!!!
映画と同等のCG、セット、キャスト、世界観、ストーリー展開…『フォールアウト』season1は8話あったのだが、8時間分の映画を観ているようだった。
ただ映画と違うのは、一つの世界観で、多視点から膨大な量の話を展開していけること。
いろんな視点(人物、時間軸、場所)からの話の展開は、とにかく頭を整理整頓しながら観ることが要求される。
でも、多視点で描けるからこその世界観の深まり方が、尋常ではなく、めちゃくちゃ面白い!
映画だと、もう少しここ掘り下げて欲しかったなぁとか、もっと描いて欲しかった!という部分が、ドラマだとコッテリこれでもか!と描かれて行く。海外ドラマの良いところ。


『フォールアウト』、原作のゲームは知らないのだけれど、世界観が素晴らしい。
異常に感じるvaultの生活、荒廃した世界、終末観、グールの存在…世界を手玉に取ったかのように、裏で全てを操る組織、それに反旗を翻す組織。
入り乱れる思惑、交差する運命、明かされて行く世界の真実。
vault育ちの主人公ルーシーの、何も知らなさや、荒廃した世界では笑い者にされそうな正義感が、やけに眩しく危なっかしく、目が離せない。
vaultで執り行われていた違法な実験、vaultの暗い秘められたもの…地上からルーシーが、地下では弟が、それぞれ真実に迫って行く様子が、
ハラハラドキドキして、とても面白い。
異常な正義感や、常軌を逸した選民思想、核の問題など、身近に今でもありそうな問題が、過大に表現され、そのために崩壊して行く地球…
とにかく世界観が面白いので、話がつまらないわけがない!
まだseason1では、入り口くらいの真実しか明かされていないので、海外ドラマお得意のseason何まで続くのか…笑
それでも、このシリーズは追いかけたくなる!ほどに面白い作品。
続編の制作も決定しているそうなので、とても楽しみであるおねがい

海外ドラマは、映画よりもやりたい放題な部分もあるので、かなりグロイ表現も多い。
人が変異したクリーチャーっぽいものや、指とか首とかスポーン!ってなるし、臓器臓物…笑
グロ苦手な方は、ちょっと注意が必要かも⚠️
でも、SF好きにはぜひ観てほしい…!そんな作品でした照れ

今後、海外ドラマもちょくちょく攻めつつ、感想ブログを書いていきたいと思います!