“第1回「Miyu sings!」”

割にはげしい雨の日がつづいて、「梅雨だな」と感じる東京。

皆さん、いかがお過ごしですか。雨の被害は、大丈夫ですか。

初めての弾き語りソロライヴ。といってもそんなに尺は長くなかったのですが、

先週土曜日に「Miyu sings!」無事終演しました。

無謀ともいえるチャレンジでしたが、とっても楽しかった。

クラプトンの破壊的な人生を取り上げながら、ジョージ・ハリスンとの関係やら、あれこれ（好き勝手）話して曲を演奏するということをマイペースにやりました。

曲に関しては、好きなライヴアルバム『Unplugged』からが多かったかな。基本ガットギターで、何曲かやりました。

ドヤ顔の私。

見聞きして私が感じたクラプトンのイメージは「愛を乞う人」。

どんな言葉の裏にも、愛を探して彷徨っているのを感じながらいろんなアルバムを聴いていたけれど、創ること演奏することで、どれだけ自分自身を癒していたのだろう。

クラプトンは音楽でとにかく自分の弱さをさらけ出している。というか出てしまっている。

でもそれって、本当はすごく強い人ができることなんじゃないの？

伝記の中で彼自身が書いていた、ブルースとの邂逅を「前世から自分が既に知っていたことを、また紹介されたような気分」と言っていたのがとてもとてもじんと響いた。

今回、ブルース（クラプトン）の力を借りて、曲に乗って自分も「さらけ出す」というのが裏のテーマだったかも。あと、思いっきり失敗すること。

最近、ある人から「バカだから、何も考えなくて良いんだよ」と言われて、最初はびっくりしたけれど、あとでなんと愛のある言葉だろうと。どうしてそんなに私のことが見えるのだろうと。

・・・いや、もしかしたら私以外、周りの人みんな見えているのかも知れませんが（笑）

なんでも、それこそが私の良さであるらしい。そのままが一番面白いんだって。動物みたいで。

これまで言われてきたことも思い出したりするのです、最近。あの人は、あの時こういうことを伝えたかったのかなとかって。

たしかに、好奇心は人一倍あるけれど、私は「博識」でもなければ(ラジオでかつて「薄識」と言ったつもりが誤解された事件)、できることよりできないことが多い。たかだか自分が生きてきた年数で偉そうなことを言えるものは何もないし、どうして失敗に臆病になっていたのかな。何を守っていたのかな。書いてみたら、よそおうって「装う」なのですね。もう要らないものは脱いじゃえ。必要なものだけで生きよう。心配しないでください、服は着ます。

とにかくその言葉で、なんというか肩の荷が降りたというか、少し自由な気持ちになった心地でいます。

大学卒業のとき、みんながくれた色紙に「フリーダム」がミドルネームよろしく付いていて、それを久しぶりに思い出した。

何度「スタート地点に立つ」気持ちになったかわかりませんが、これが自分なのだから仕方ない。

自分の目を信じて、どう感じるかを信じて、生きていくしかない（開き直りともいう）。

身の丈にあったやり方で行こう。

ただ、企画は「成長と信じて」無茶ばかりかもしれませんが・・・

何はともあれ、自分が自分で良かったと思えた瞬間でした。

とても良い夜、みんなどうもありがとう。

ライヴ当日まで、この写真を見えるところに貼り付けていました。

こんな美しいギタリストに私もなりたい（遠い目）

＊

ライヴが終わって、無事昨日、今月分の「郵便屋さん」手紙の発送を完了しました。

楽しんでもらえたらいいな。

今度は７月２３日のワンマンライヴの準備。

今回は、これまでのオリジナル曲のギターにもチャレンジしようと考えています。新曲も仕上げなくっちゃ。

え？さっそく無茶言ってるって？

エレキギター・・・（遠い目２）

「六本木星屑」！

はい、あくなき挑戦はつづく。

〈今後のライヴ予定〉

7/17 伊勢佐木町クロスストリートライヴ

伊藤美裕　7月17日「関内クロスストリート」出演

7/23 10周年ワンマンライヴ

伊藤美裕　7月23日　10周年サマーライブ開催